“ジョーカー”鈴木が決勝弾! 昨季二冠の鹿島が浦和を3-2で破り7年ぶり6回目のゼロックス杯制覇

 

浦和が0-2から追いつくも、鈴木が一瞬のミスを逃さず決勝ゴール

 シーズンが変わっても、鹿島アントラーズの勝負強さは健在だった。日本サッカーのシーズン開幕を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP」が18日に日産スタジアムで開催され、鹿島が前半に2点を先制するも浦和が追いつく熱戦になった。そして迎えた後半38分、鹿島は浦和最終ラインのミスを突きFW鈴木優磨が決勝ゴールを挙げ、3-2の勝利を収めた。

 双方ともにこのゲームから中2日でAFCチャンピオンズリーグ開幕戦に臨むこともあり、それを見据えたスタメン選考になった。鹿島がピンク、浦和がイエローとともに蛍光色のセカンドユニフォームを着用してのキックオフとなった。

 前半の戦いで、シュートまで持ち込むきわどい形を多く作ったのは鹿島だった。浦和の高い最終ラインの背後に向けてFW金崎夢生などがドリブル突破を仕掛けてチャンスを生み出し、前半21分には金崎の強烈なミドルが浦和ゴールを強襲。これは浦和のGK西川周作が弾き、ボールはゴールポストに当たって跳ね返った。

 そうしたなかで迎えた同39分、鹿島はペナルティーエリアすぐ外の中央でFKのチャンスを得ると、MF遠藤が左足から放ったシュートは浦和の壁を越えてゴールに吸い込まれた。GK西川も一歩も動けない見事な弾道だった。

 さらに鹿島は同43分、スピードに乗った攻撃を仕掛けるとMF土居聖真のラストパスを金崎がシュート。これはゴールポストに当たったが、遠藤がこぼれ球に反応してシュートを放つと、西川は反応するもボールをゴール外に弾き切れずにゴール内へ。一気にリードが2点に広がり、前半を終えた。

 

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