イタリア代表MFの代理人が“PSG脱出”を画策 「フランスリーグ優勝は彼の勲章にならない」

PSGと2021年まで契約を残すも、今夏にヴェラッティ争奪戦が勃発か

 フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)のプレーメーカーであるイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティの代理人が、選手へ移籍の決断を促している。イタリア衛星放送局「プレミアム・スポーツ」に、代理人のドナト・ディ・カンピ氏が出演して語った。

 ヴェラッティは昨夏にPSGと5年契約を延長し、2021年6月までの長期契約を結んでいる。しかし、それはディ・カンピ氏にとっては意にそぐわないものだったのだろうか。フランスリーグでのプレーは、ヴェラッティにとって十分なものではないと語っている。

「間違いなく言えるのは、マルコはキャリアの岐路に立っている。彼は24歳で、キャリアに対して決断をすべき時に来た。確実に言えるのは、フランスリーグの優勝は彼にとって十分な勲章にはならないということだ」

 PSGは今季こそモナコ、ニースと上位争いを演じ、第25節終了時点で首位モナコと勝ち点3差の2位となっているが、昨季までリーグアン4連覇を果たすなど、長らく一強状態が続いていた。14日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の16強第1戦でバルセロナを4-0で粉砕したが、PSGはいまだ欧州制覇を果たしたことはない。一方で、バルセロナは敗れたとはいえ5度の優勝実績がある。ディ・カンピ氏は、そうした伝統ある強豪クラブに身を置くことがふさわしいと考えている模様だ。そしてヴェラッティ獲得に興味を持つクラブは、後を絶たないと話す。

 

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