リーグ戦23得点のヒメネスは移籍の噂が絶えず

　かつてオランダ代表として活躍したピエール・ファン・ホーイドンク氏は、古巣のオランダ1部フェイエノールトにメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの退団に備え、新たなストライカーが必要だと感じているようだ。英メディア「Football Transfers」が報じた。

　今季のオランダ1部リーグはPSVが通算25度目の優勝を果たした。フェイエノールトは王者に次ぐ2位が確定しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得した。

　しかし、今季リーグ戦23得点を決め、得点ランク3位のメキシコ代表FWヒメネスにはステップアップの移籍の噂が絶えない。ストライカーとしては日本代表FW上田綺世も控えるが、クラブOBでかつて元日本代表MF小野伸二氏とチームメイトだった元オランダ代表FWファン・ホーイドンク氏は、「フェイエノールトがCLで戦うのであれば、より優れたストライカーを獲得する必要があると思う」と語っていた。

　上田は昨夏にクラブ史上最高額の900万ユーロ（約15億円）でフェイエノールトに加入したが、今季リーグ戦24試合で4得点にとどまっている。直近2試合連続でゴールを決めているとはいえ、ヒメネスに代わってエースを託されるほどの信頼はまだ掴み切れてはいないようだ。