「あってはならない」 PKキッカー巡りチェルシー同僚同士が“口論”、監督苦言「これが最後」

PKキッカー巡りチェルシーの選手同士が口論【写真:ロイター】
PKキッカー巡りチェルシーの選手同士が口論【写真:ロイター】

チェルシーはパーマーの4得点で6-0大勝

 イングランド1部チェルシーは現地時間4月15日にプレミアリーグ第33節でエバートンと対戦。イングランド代表MFコール・パーマーの4得点などで6-0の勝利を収めた。大勝のなかでパーマーがPKキッカーを巡ってチームメイトと口論する一幕が注目を集めた。

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 チェルシーは本拠地スタンフォード・ブリッジに財務規則違反によって勝ち点「8」の剥奪処分を受け、下位に沈むエバートンを迎えた。

 するとチームトップスコアラーのパーマーが前半29分までにハットトリックを達成。さらに後半19分にもPKを成功させたパーマーは今季リーグ戦20得点(内PK9得点)に到達し、マンチェスター・シティのFWアーリング・ブラウト・ハーランドと並ぶリーグの得点ランクトップタイに浮上した。チェルシーは中位からなかなかか浮上することができないなか、昨夏にシティから完全移籍した21歳が攻撃陣を力強く牽引している。

 そのなかで、後半16分のPKの場面ではパーマーが同僚FWノニ・マドゥエケと口論をする一幕があった。PKのレギュラーキッカーはパーマーだが、ファウルを受けてPKを獲得したマドゥエケがボールを渡そうとしなかった。その後、チームメイトの仲裁もあって最終的にはパーマーがキッカーを務めた。快勝のなかでやや不穏な空気も流れたが、試合後にパーマーはマドゥエケとの騒動について言及。後に引きずるような問題ではないことを強調していた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」がコメントを伝えている。

「ほかの選手がPKを蹴りたがっていた。すでに4-0だったし、無理もない。でも、PKキッカーは僕で、僕も蹴りたかった。だから最終的には僕が蹴った。言い争ったりしてしまったのは少し大げさだったかもしれないけど、みんなチームを助けたいという思いは同じだ。深刻なことは何もない。(試合後には)みんな笑っていたし、ジョークも言っていたよ」

 なお、チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督はPKキッカーを巡る選手間での言い争いについて「あれは残念だった。あのような振る舞いはしてはならない。彼らには『このような振る舞いはこれが最後だ』と伝えた。これほどのパフォーマンスの後で、あってはならないこと。偉大なチームになりたりたければ、我々は変化し、コレクティブ(集団的)なやり方を考える必要がある」と語っていた。

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