「涙止まらん」 川崎サポーター前に佇み…古巣へ感謝の言葉が反響「こんな姿初めて見た」

今季からC大阪でプレーする登里亨平【写真:徳原隆元】
今季からC大阪でプレーする登里亨平【写真:徳原隆元】

川崎で15年間プレーし、C大阪へ移籍

 セレッソ大阪は4月14日、J1リーグ第10節で川崎フロンターレと対戦し、1-0で勝利した。DF登里享平がスタメン出場し、川崎との古巣対決となったなか、試合後に見せた涙のメッセージが反響を呼んでいる。

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 現在33歳の登里は2009年に川崎でプロデビュー。23年まで川崎でプレーをし、数多くのタイトル獲得に貢献していたなか、今季C大阪への移籍を決断。川崎所属時から同様に左サイドバック(SB)を主戦場とし、これまでリーグ戦8試合に出場している。

 古巣対戦となった川崎戦でも左SBで出場した登里はFW家長昭博らとマッチアップ。ボール保持時には、ピッチ中央にポジションを取る気の利いたプレーでチームを活性化させるなど、存在感を見せた。

 試合はFWレオ・セアラの決勝弾でC大阪が1-0で勝利。10試合中8試合で先制ゴールを奪う試合巧者ぶりを見せ、リーグ首位に立っている。

 そんななか、注目を集めたのが試合後のワンシーンだった。登里は川崎サポーターに直接メッセージを届けた。

「直接別れの挨拶ができず申し訳ないです。自分のチャレンジのために移籍させていただきました」と、涙を見せながらC大阪への移籍について話し、「また等々力でいい姿を見せられるよう頑張るので。また引き続きフロンターレと僕自身の応援よろしくお願いします」と、シーズン後半戦で迎える等々力競技場での活躍を誓った。

 SNSでは「涙が止まらん」「ほんま素晴らしい人」「熱い男だ!」「まっすぐな言葉」「どこにいても愛される選手なのがよくわかる」「立ち振る舞いが完璧すぎて」「こんな姿初めて見た」など、反響の声が上がっていた。

 C大阪に移籍し、首位に立つチームの原動力となっている登里。ピッチ上だけでなく、ピッチ外での立ち振る舞いにも注目が集まった。

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