ミランがまたもや失態! 逃した宝は大きく… 今冬放出の若手FWが新天地プレミアで大暴れ

今冬ワトフォードに移籍したニアング、4日バーンリー戦で1ゴール1アシスト

 近年の移籍市場で失態が続くACミランが、またもやしでかしてしまったようだ。イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが左太ももの手術で今季絶望となるなど負傷者続出に見舞われるなか、プレミアリーグのワトフォードに放出した左ウイングの元レギュラーFWエムベイェ・ニアングが、新天地のプレミアリーグで覚醒している。移籍後間もない1月31日のアーセナル戦で先発して2−1の大金星に貢献すると、 4日のバーンリー戦では1得点1アシストと大暴れしている。

 累積赤字と身売り交渉の長期化で金欠が続くミランは、大きな宝を逃してしまった。今季のミランでは、当初左ウイングでレギュラーとしてプレーするも、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督と起用法を巡って衝突。その結果、ワトフォードに期限付き移籍で放出されたニアングだったが、今やプレミアの主役の一人となっている。

 ワトフォードに完全買い取りオプション付きのレンタル加入となったニアング。英地元紙「デイリー・メール」によると、ワトフォードは移籍金1350万ポンド(約19億円)の支払いに早くも前向きな姿勢を示しているという。

「プレミアリーグでのプレーは僕の夢だった。ワトフォードで長くプレーするためにここに来た。なぜなら素晴らしいクラブで、彼らに自分の力を見せたいんだ。初得点を決めることができて嬉しい。ファンは温かいし、雰囲気も最高なんだ」

 ニアングはそう語った。名門凋落に憤怒のサポーターからブーイングを浴びることの多かったサンシーロでの日々を、移籍してからの短期間ですっかりと忘れてしまったかのように意気揚々としている。

 

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