レンジャーズには「自分たちの古橋」が必要!? クラブOBが宿敵とのダービーを展望
OBケニー・ミラー氏はジョン・ランドストラムの活躍に期待
スコットランド1部レンジャーズは、4月7日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第32節でセルティックとの大一番を迎える。現在の順位表ではセルティックが暫定首位となっており、1試合消化試合が少ないレンジャーズとは勝ち点差「1」で2位となっている。優勝争いにも大きな影響が出る一戦を前に、レンジャーズOBの元スコットランド代表FWケニー・ミラー氏は、「レンジャーズには自分たちのキョウゴが必要だ」と訴えた。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じている。
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今シーズン、レンジャーズはセルティックと公式戦で2度対戦しているが、いずれの試合でもFW古橋亨梧にゴールを決められ、0-1、1-2で敗れている。今季に限らず古橋はレンジャーズ戦で強さを見せており、ここまで11試合に出場して7ゴールを記録。対戦成績も6勝2分3敗と大きく勝ち越しているのだ。
元スコットランド代表MFミラー氏は、「今季のこの2チームの過去2試合の展開は実に興味深い。特に前回対戦ではセルティックが圧倒して2-0としていたが、レンジャーズに退場者が出て10人になるとすぐに得点を決めて2-1になり、そこからもセルティックが劣勢になり、最終的には決まらなかったもののレンジャーズが次のゴールを決めそうだったからだ。今週末の試合も変わらないだろう。重要な瞬間に、大物選手が活躍する。それが誰になるかが問題だ」と、コメントした。
そして、「セルティックにはキョウゴがいる。彼はこの対戦で彼自身の価値を証明し続けた。状態が良ければ、(カラム・)マグレガーもそうだ。だが、レンジャーズで最近のこの試合で活躍したと見えるのはジェームズ・タバーニアーだけだ。レンジャーズには,ほかにも活躍する選手が出てこなければいけない。ジョン・ランドストラムには、やり方は少し違ってもカラム・マクレガーのようになってほしい。彼はチームにとても影響力がある」と、ミラー氏は英国出身のMFの名前を挙げた。
さらに、「そして最前線でもレンジャーズは、誰かが立ち上がるのを待っているように感じる。それがシリル・デセルスか、ファビオ・シルバか、トッド・カントウェルやトム・ローレンスのような攻撃的MFかは分からない。彼らが、キョウゴがこの数年で与えたのと同じような影響力を与えられるかだ」と、試合を決めるゴールを挙げる選手の出現にも期待した。
セルティックの3連覇を阻みたいレンジャーズだが、今シーズン3度目の対戦でライバルから初勝利を挙げられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)