久保建英の先制弾演出プレーは「非常にクレバー」 現地評価もファン指摘「本調子じゃない」

カディス戦に出場した久保建英【写真:Getty Images】
カディス戦に出場した久保建英【写真:Getty Images】

久保は怪我から復帰で後半21分までプレー

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間3月15日、ラ・リーガ第29節でカディスと対戦。2-0の勝利を飾ったなか、怪我明けの日本代表MF久保建英の現地評はコンディションの悪さが指摘されている。

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 久保はハムストリングに問題を抱えていたとされて前節グラナダ戦(3-2)を欠場。チームはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16敗退、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)準決勝敗退と厳しい状況のなか、リーグ6位でカディス戦(降格圏18位)と対戦した。

 攻守で奮闘する姿が通例となっていた久保だが、この日はマークの厳しさもあり仕掛ける場面も少なめに。それでも前半28分、右のコーナーキックを得たソシエダは、久保がボールセットへと向かう。カディス側の準備が整っていない隙を見て、リスタートでニアのFWミケル・オヤルサバルにつなぐと、ヒールで流したところをMFミケル・メリーノが押し込んで先制に成功した。後半23分にも追加点を挙げたソシエダ。久保は同21分に交代でピッチを退いている。

 スペインメディア「エル・デスマルケ」は選手評価(10点満点)で久保に5点を付け「最近は苦戦を強いられている日本人選手だが、この試合は怪我を克服したばかりだったとはいえ、最高の出来ではなかった」と評価。「決定力には欠けた」と厳しめの言葉を並べた一方で、「コーナーキックを利用した1-0のゴールでは、非常にクレバーだったことも特筆すべき」と主張した。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は久保について「復帰戦となったこの日本人の試合は、実に低調なものであった」と、コンディションの低下を指摘。それでも「(北中米ワールドカップ)アジア2次予選から戻ってきた彼が、調子を復活させるかどうか見てみよう」と、今後の復調に期待をしていた。

 SNS上でもファンから「本調子じゃない」「コーナー良かった」「マークが厳しい」「あとは数字だけ」「見たことないくらい調子悪かった」とさまざまな声が上がったカディス戦。ここから日本代表へ合流するなか、怪我を乗り越えコンディションを取り戻すことができるだろうか。

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