元ミランの“至宝”パトが中国上陸へ 移籍金22億円で“カンナバーロ天津”の野望成就

今夏ビジャレアル加入も半年で中国へ

 2013年にミランから母国ブラジルに戻ったパトは、欧州復帰を熱望していた。そして、1年前の冬の移籍市場でプレミアリーグのチェルシーへ加入。だが、そこでは目立った活躍ができず、今季からスペインのビジャレアルに移籍していた。4年契約を結んだが、わずか半年で再び欧州を後にして中国へと渡る模様だ。

 天津権健には、ゼニトからイタリア王者ユベントスへの移籍が内定していたところをチャイナマネーで強奪したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルも加わる。06年冬にインテルナシオナルの一員として日本開催のFIFAクラブワールドカップに出場し、肩でリフティングしながらボールを前に運ぶ衝撃のプレーを見せたパトも、27歳になった。新天地となる中国で、ブラジルの未来を担うと呼ばれた才能を存分に発揮できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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