三冠の夢破れたレアルこそが「最大の勝利者」 バルサ寄りの地元紙が宿敵敗退を嘆く理由

 

「スポルト」紙が国王杯4強の対戦カードに疑問の声

 レアル・マドリードはスペイン国王杯の準々決勝でセルタ相手に2戦合計3-4で敗退し、三冠の夢は潰えてしまった。だが、国王杯から敗退したレアルこそが「最大の勝利者」との声が国内から上がっている。

 スペイン地元紙「スポルト」は、「レアル・マドリード、国王杯の組み合わせ抽選会で最大の勝利者に」と特集している。バルセロナ寄りで知られる同紙は、国王杯準決勝の対戦カードに疑問の声を上げている。

「彼らは一体どんなやり方を使っているのか分からないが、彼らは常に勝利する。大会に出場しなくても、だ。レアル・マドリードはセルタ・デ・ヴィーゴにノックアウトされ、国王杯の組み合わせ抽選会にいなかった。それなのに、なぜだ? アトレチコとFCバルセロナの戦いで、ブラウグラナ(青とえんじ色の意味でバルサの愛称)は過酷な2月に多大な消耗を強いられる」

 現地時間27日に準決勝の組み合わせが発表され、バルサは今季4位と苦しみながらも闘将ディエゴ・シメオネ監督が統率する強敵アトレチコ・マドリードと対戦することが決まった。バルサは2月14日にUEFAチャンピオンズリーグ16強のパリ・サンジェルマン戦、26日にアトレチコとのリーグ戦がすでに組み込まれていたが、さらにアトレチコと1、7日と国王杯準決勝の2試合を戦うことになった。

 

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