179cm長身GK超す芸術FK…ヤングなでしこMFに大会公式も脚光「勝利を決定付けた」

日本代表の天野紗(写真は22年のU-20W杯出場時)【写真:Getty Images】
日本代表の天野紗(写真は22年のU-20W杯出場時)【写真:Getty Images】

MF天野が直接FKを決める

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20日本女子代表は3月7日、今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたU-20女子アジアカップのB組第2戦で中国を2-0で下した。MF天野紗の直接フリーキック(FK)弾は「日本の勝利を決定付けた」とAFC(アジアサッカー連盟)も評価している。

 今大会は8チームが出場し、4チームずつに分かれてグループリーグを実施。その上位2チームずつが準決勝に進むと同時に8月31日からコロンビアで行われるU-20女子W杯への出場権を獲得する。

 日本は前半26分、後半43分のゴールで中国を破り、第3戦の北朝鮮戦を残してB組の2位以内が決まりU-20女子W杯への出場権を獲得。同時にグループリーグ突破を決めた。

 日本の2点目のシーン。相手の左ペナルティーエリアの角付近で得たFKは、20歳のMF天野がキッカーになる。芸術的な弾道を描いた一撃はゴールネット右上隅に吸い込まれた。

 見事な直接FK弾にはSNS上でも賛辞が上がったが、AFC公式のレポートでも「天野選手は88分に見事なフリーキックで壁を越え、中国のゴールキーパーの上を超えて右上隅に決まった。この一撃は日本の勝利を決定付けた」と評価している。

 中国のGKリウ・チェンは179センチメートルの長身選手。上手く巻いた弾道で牙城を崩した天野のゴールは、大きな反響を呼んでいた。

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