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王者セルティック失速…エース古橋ら不完全燃焼なぜ? OB見解「2つの要因がある」
宿敵レンジャーズが首位浮上、ロジャーズ監督下の問題点をOB指摘
スコットランド1部セルティックは、2月17日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第26節でキルマーノックと1-1で引き分けた。勝ち点1の獲得にとどまったセルティックに対し、2位のレンジャーズはセント・ジョンストンに3-0で勝利。これによりレンジャーズが首位に浮上して、セルティックは2位に順位を落とした。現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元スコットランド代表MFマイケル・スチュワート氏は、ブレンダン・ロジャーズ監督に対するサポート体制に「困惑している」と指摘した。クラブ専門メディア「67Hail Hail」が報じている。
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昨季にリーグ連覇を果たしたセルティックは昨シーズンまで、アンジェ・ポステコグルー監督がチームを率いていた。オーストラリア人監督は、2023-24シーズンの開幕を前にイングランド1部トッテナムの監督に就任。後任としてセルティックで指揮を執ることになったのがロジャーズ監督だった。
記事では「セルティックがブレンダン・ロジャーズ監督の下で、崩壊しているのは2つの要因があると思う」として、「1つは現在のセルティックのチームが、アンジェ・ポステコグルー監督のやり方に合った選手で構成されていることだ。前田大然、古橋亨梧、マット・オライリー、旗手怜央、アリスター・ジョンストンは、全員揃って爆発的なスタイルに合っている。ロジャーズ監督は、それを完全に変えようとした。今、私たちが見ているのは、それが得意ではない選手たちが、遅いテンポで辛抱強くビルドアップでボールを回す姿だ」
」と現状を指摘した。
そして、もう1つの問題点について「選手補強」を挙げ、「私たちも、ブレンダン・ロジャーズ監督も、十分ではないことを分かっている。昨夏には実力が十分ではない選手たちが多く加入し、それがピッチ上の平均値を下げている」と、伝えている。
スチュワート氏は、「彼らが今シーズン、リーグ優勝をするかしないかに関わらず、ブレンダン・ロジャーズ監督を留めるべきだ。大きな問題は、今のブレンダン・ロジャーズが青ざめた模倣のように見えることだ。彼はトップクラスの監督ではないか? さらに驚いているのは、ブレンダンを復帰させるうえで、クラブは全力でバックアップすると思っていたからだ。あまりにも違う状況になっていることに困惑している。だからこそ、リーグ優勝できなかったとしても続投させて、来年の夏にこそ彼を適切にバックアップするべきだと思う」
ロジャーズ監督に対するバックアップが不十分だと語ったスチュワート氏。仮にリーグ優勝した場合、夏の移籍市場では7000万ポンド(約132億円)の補強費が与えられる見込みだというが、チームを立て直すことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)