久保建英が「熱く議論」もなぜ敗戦? 日本代表ハーフタイムのリアル「初めて見た」【アジア杯回顧】

日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】
日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】

イラン戦のハーフタイムに久保が指示

 2024年のアジアカップでは数々の反響シーンがあったなか、今回はMF久保建英の真価を現した場面を紹介する。敗戦となった準々決勝イラン戦の舞台裏に再度スポットライトを当てた。

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 FIFAランキング17位を背負う日本は、優勝候補の一角として期待が高かった。グループリーグをD組2位(2勝1敗)で勝ち上がりトーナメントへと進むと、バーレーンを3-1で下して準々決勝へと駒を進める。

 久保は招集時に負傷も抱えていたこともあり、グループリーグ初戦ベトナム戦では約6分間のプレーにとどまった。それでも徐々に出場時間を増やしコンディションを上げると、バーレーン戦では自身の大会初ゴールもマークしている。

 しかし、迎えた準々決勝イラン戦でチームは先制しながらも厳しい試合を強いられた。ロングボールを多用する相手のペースに飲まれるシーンが徐々に増加。リードで前半を折り返すも、ハーフタイムでの修正は不可欠だった。

 JFA(日本サッカー協会)の公式YouTubeチャンネル「JFATV」で公開される人気コンテンツ「Team Cam」では、そんなハーフタイムの久保の様子に注目。ロッカールームで「こっちの方が攻撃力高いし、俺がボランチ見て綺世くんが左(のセンターバック)見て、キック力ない4番に蹴らせる」といった指示を味方に飛ばす瞬間が捉えられた。

 後半も流れはイラン側にあったが、久保は守備の面でもピッチ内で奮闘。後半22分にベンチに下がるまで、懸命にプレーする姿も印象的だった。試合は後半10分、同アディショナルタイム6分の失点で逆転負けに。ベスト8で大会を去る悔しい結果となった。

 それでも久保のハーフタイムの“檄”は、大きな反響を呼ぶ。ファンから「久保恐るべし」「冨安とタケの2人も完全にキャプテン格」「熱く議論してるのとかみると逆に悲しくなる」「タケ流石すぎる」「タケがこんなにハーフタイムで声出してるの初めて見た」といったコメントが寄せられた。

 また、同動画では敗戦後に失意の表情で座り込む久保や三笘薫の様子も映し出されている。“放心状態”の久保には「笑顔を見せてくれ」「もう久保の悩んでる姿見たくない」といった悲しみの声も上がっていた。

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