セルティック古橋が「新しい役割で成功」 “配置転換”が奏功と英注目「効果は絶大」

セルティックでプレーする古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックでプレーする古橋亨梧【写真:Getty Images】

古橋はカップ戦で先制ゴールを記録

 スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧は、現地時間2月11日に行われたスコティッシュ・カップ5回戦セント・ミレン戦(2-0)に先発出場。先制ゴールを決めて、2-0の勝利に貢献した。ストライカーと中盤の間でプレーする「新たな役割で成功を収めた」と、現地メディアも活躍を高く評価した。

 古橋は昨季シーズン34得点を決め、リーグ得点王を獲得するなどセルティックの国内3冠の立役者となった。しかし、今季は得点ペースが急激に落ち、ここまで公式戦34試合で11得点にとどまっていた。ブレンダン・ロジャーズ監督が古橋のポテンシャルを最大限引き出せていないのではという論調も現地メディアで上がるなど、ストライカーの状況は注目を集めていた。

 そうしたなかで、ロジャーズ監督はセント・ミレン戦で身長190センチの長身FWアダム・アイダを1トップ、その背後にセカンドストライカーとして古橋を起用する新たな形を採用。すると前半15分、古橋は左からのグラウンダーのクロスに反応してゴールネットを揺らした。

 さらに後半8分には日本代表FW前田大然にもゴールが生まれ、セルティックは2-0で快勝した。英地元紙「デイリー・レコード」は、いつもよりもやや低めの位置でのプレーした古橋について「新たな役割で成功を収めた」と絶賛。「アイダとの連係は最小限だったが、そのダイナミックな変化の効果は絶大だった。これは失敗した実験というよりは、新たなスタートを感じさせるものだった」と今後への期待を膨らませていた。

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