「サムライのように謝罪した」 日本の“誠意”に対戦国イランも驚き「敗戦を素直に受け入れた」

敗戦後の振る舞いに対戦国メディアが驚き【写真:ロイター】
敗戦後の振る舞いに対戦国メディアが驚き【写真:ロイター】

日本は敗戦後にサポーターへ挨拶

 森保一監督の率いる日本代表は2月3日、アジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦し1-2で敗れた。これによりベスト8で同大会を去ることになったが、試合後の挨拶の様子に対戦国メディアが注目している。

 FIFAランキング17位(アジア1位)の日本は、グループリーグをD組2位(2勝1敗)で勝ち上がり決勝トーナメント(決勝T)へ。失点も目立った今大会、決勝T の1回戦でバーレーン代表相手に3-1で勝利する。続く準々決勝では同ランキング21位(アジア2位)と激突した。

 先制した日本だったが、後半はロングボールを多用するイランの攻撃に苦戦。次第に流れを相手に渡すと、後半10分と同アディショナルタイム6分に失点を喫し1-2で敗戦した。この結果、日本は今大会のアジアカップでベスト8止まりとなっている。

 イランのニュースサイト「アスレ・イラン」は、試合終了後の森保ジャパンに注目。ピッチを歩きサポーターへ挨拶する日本代表の姿を取り上げ「日本人はサムライのように謝罪した」と報じている。

「日本代表の選手たちはイラン戦の敗戦後、言い訳をすることなく観客に謝罪した。日本はアジアカップで4度の優勝を誇る、旧大陸で最も誇り高いチームだ。それでも日本は敗戦を素直に受け入れ、イランをベストチームと見なした。彼らははっきりと、この試合でイランの勝利が正しかったことを態度で示している」

 試合後の日本の姿は、別の場面も話題に。ピッチで選手とスタッフが円陣を組み、森保監督の熱弁する様子は海外からも称賛を浴びていた。守備面の課題も露わになったなか、26年北中米ワールドカップ(W杯)へ向けてどう準備していくのか。森保ジャパンの今後の成長にも注目だ。

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