後半アディショナルタイムに逆転弾を許し8強敗退

　森保一監督の率いる日本代表は2月3日、アジアカップ準々決勝でイラン代表に1-2と敗れた。日本の8強敗退には海外でも衝撃が広がり、中国メディアは「イランの奇跡、森保一監督の絶望」と報じている。

　前半28分にMF守田英正が先制弾を挙げ、1-0のまま試合を折り返した。しかし後半10分に日本の守備陣があっさりと崩されイランMFムハンマド・モヘビのゴールで同点に追い付かれてしまう。

　後半アディショナルタイムには、自陣ペナルティーエリア内のこぼれ球をDF板倉滉と冨安健洋が見合う形に。遅れて対応した板倉がPKを与えてしまい、これをMFアリレザ・ジャハンバクシュに決められて逆転を許した。

　アジアカップ4度の優勝を誇る日本の敗退に、中国大手メディア「SOHU」も反応。「日本チームは残酷にも逆転されて敗退」と、衝撃を受けている。試合について「試合開始後、イランは頻繁に日本のリズムを狂わすためにファウル戦術を使用したが、主審が相手にカードを出すことは最後までなかった。これは物議を醸している」と、激しいプレーを仕掛けたイランの様子を伝えた。

　そのうえで「日本チームはイランのハイボールに困惑」と、ロングスローなどのセットプレーや、ハイボールを単純に送り、日本を苦しめたイラン側の攻撃スタイルにも言及。「最後はイランが奇跡を起こし、日本を脱落させた。日本はアジアカップ4冠王として屈辱の結果。森保監督にとっても絶望的でしたが、日本がここまで倒れると誰が想像できただろうか」と驚きとともに報じていた。