メイヌーのプレミア初ゴールで勝利

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間2月1日、プレミアリーグ第22節でアウェーに乗り込みウォルバーハンプトンと対戦。点の取り合いとなった試合は後半アディショナルタイム7分に18歳MFが劇的な決勝弾を挙げて4-3で勝利した。この一撃で、一躍国内外から賛辞が贈られている。

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　リーグ戦では、直近2試合で勝利のなかったユナイテッド。迎えたウォルバーハンプトンとのアウェーマッチは、前半5分にFWマーカス・ラッシュフォードの一撃で開幕を告げる。同22分に追加点を挙げたユナイテッドは、2-0のリードを保ってハーフタイムを迎えた。

　怒涛の展開は後半26分以降から。PK弾でホームチームが1点を返すと、途中出場のユナイテッドMFスコット・マクトミネイが4分後のヘディング弾で再び2点差に突き放す。食らい付くウォルバーハンプトンは同40分、アディショナルタイム5分にゴールを挙げて3-3に追い付いた。そんな窮地に追い込まれたユナイテッドを救ったのが、アカデミー出身のU-19イングランド代表MFコビー・メイヌーだった。

　後半アディショナルタイム7分、左サイドでボールを受けた18歳MFメイヌーがドリブルを開始。寄せてきた相手をワンタッチでかわすと、続いて対峙した相手の主将DFマックス・キルマンに股抜きを仕掛け突破する。そのままペナルティーエリア内へ侵入し、右足で放った一撃でホームチームを沈めた。

　英紙「デイリー・メール」は「マンチェスターのファンは18歳の才能を称賛」と報道。「『世代を超えた才能』とファンから賛辞を贈られ、冗談交じりにメッシと比較もされた」と、英国ファンの興奮ぶりを伝えている。

　試合を配信した「SPOTV NOW」の公式YouTubeチャンネルに投稿されたゴールシーンに対し、日本のファンも「彼は本物」「ポグバを感じた」「スターにならないわけがない」「大物になる」「ファーガソンもニッコニコ」と反応。2023年1月よりトップチームに昇格したメイヌーは、これがプレミア初ゴールに。18歳とは思えぬ落ち着きでチームを救った“生え抜き”から、今後も目が離せない。