日本がアジア杯で「大混乱起こす」 “底力”に海外脱帽…8強で「さらに手強くなる」

実力の高さに海外メディア注目【写真:ロイター】
実力の高さに海外メディア注目【写真:ロイター】

バーレーン撃破で8強入り、実力の高さに海外メディア注目

 森保一監督率いる日本代表は、アジアカップの決勝トーナメント1回戦でバーレーンに3-1で勝利し、イランとの準々決勝進出を決めた。グループリーグでは苦戦ぶりを際立たせながら、手堅く8強へ駒を進めた森保ジャパン。期待感を抱かせた戦いぶりに、海外メディアも「紛れもないクオリティーを再認識させた」と熱視線を送っている。

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 8強進出を懸けたバーレーンとの一戦で日本は前半31分、DF毎熊晟矢が中央でボールを受けると右足で弾丸ミドル。ゴールポストに当たって跳ね返ったところに反応したMF堂安律が蹴り込んで、待望の先制点を奪った。後半4分にはMF久保建英、オウンゴールで1点を与えたあとの同27分にはFW上田綺世が加点し、3-1で快勝した。

 無失点勝利こそ逃した森保ジャパンだったが、今後へ期待感を膨らませる出来に。2列目で先発した久保、堂安が調子を上げつつあることを窺わせたほか、怪我から復帰し、後半23分から今大会初出場を果たしたMF三笘薫は、ピッチに立つや否や自慢のドリブルで相手3人を翻弄する突破を披露し、順調な回復ぶりを示した。

 米大手スポーツサイト「ESPN」は日本代表の戦いぶりに対して「紛れもないクオリティーを再認識させた」と評価。日本の主力として頼もしい姿を見せた久保や堂安のパフォーマンスに対しては「多くの人が期待していたような影響力を発揮している」「鋭いパスとオフ・ザ・ボールの動きで連動する姿は日本の脅威を物語っていた」と、ベストな状態を取り戻しつつあることを指摘した。

 さらに、およそ20分のプレータイムながらもインパクトを残した三笘にも言及。「なぜ彼が今プレミアリーグで最もエキサイティングなアタッカーの1人なのか、そしてサムライブルーにとって彼がどのような存在になり得るのかを示した」と戦力的価値の高さを踏まえたうえで、日本の底力に改めて脱帽の声を上げた。

「三笘が完全に調子を取り戻し、先発メンバーに戻れば、さらに恐ろしさが増すだろう。三笘、久保、堂安の攻撃的な中盤トリオは、上田という中心選手のすぐうしろで大混乱を引き起こす。サムライブルーがまだ完全には調子を上げていないということは、準々決勝に向けてさらに手強くなるということだ」

 今大会で2011年大会以来、5度目の優勝を狙う日本。次戦のベスト8では過去3度の優勝を誇るイランとの対戦が待ち受けるなか“優勝本命国”らしい戦いぶりでその強さを証明できるだろうか。

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