ルカクが将来的なサウジ移籍の可能性を示唆「もちろん」「世界最高のリーグの1つになる」

ローマでプレーするロメル・ルカク【写真:ロイター】
ローマでプレーするロメル・ルカク【写真:ロイター】

中東でのプレーも選択肢!?

 イングランド1部チェルシーから、イタリア1部ASローマへ期限付き移籍しているベルギー代表FWロメル・ルカクは、昨夏にサウジアラビアからの大型オファーを拒否したと報じられた。キャリアを欧州で続ける意思があるのかと思われたが、約半年が経過して、考えは変わりつつあるようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

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 ルカクは2021年にインテルからチェルシーに加入。この当時の移籍金はチェルシーにとってクラブ最高額の9800万ポンド(約185億円)と報じられているが、ルカクは全くの期待外れに終わり、インテルへの復帰希望や当時の監督であるトーマス・トゥヘル監督への批判を繰り返した。

 その後、インテルにレンタルで復帰したルカクだが、今季のスタートからはジョゼ・モウリーニョ前監督が率いていたローマに期限付き移籍していた。ローマに加入する前、チェルシーはサウジアラビアからルカク獲得に向けた打診を受けていた。しかし、ルカク自身がこれを拒否したとされ、イタリアに戻っている。

 ローマでのルカクは公式戦26試合で15得点2アシストと活躍を見せていた。ローマは来夏以降もルカクをとどめたい意向だと言われているが、ルカクの2026年までのチェルシーとの契約は年俸1000万ポンド(約18億円)であり、この高額な年俸や移籍金によって、完全移籍が実現できない可能性が高いという。

 可能な限り高い金額でルカクの売却を狙うチェルシーは、サウジアラビアのクラブへの売却を希望しているという。サウジアラビアのリーグに批判的な考えを持っていたと思われていたルカクだが、ローマがアル・シャバブと親善試合を行ったあと、メディアに対して「(サウジアラビアのリーグは)近いうちに世界最高のリーグの1つになる」と発言し、さらに将来的なサウジアラビアへの移籍についての可能性を問われると「もちろん」と、中東でのプレーを選択する可能性があることを認めたという。

 チェルシーにとっては希望が叶う可能性があり、ローマにとっては主力のストライカーを失う危惧が出てきたが、ルカクもポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)らとともにサウジアラビアでプレーすることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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