「恥ずかしいサッカー」 韓国まさかのドローで母国辛辣…格下相手に失態「本当に史上最強?」

韓国代表に母国メディアが辛辣評価【写真:ロイター】
韓国代表に母国メディアが辛辣評価【写真:ロイター】

アジア杯グループ最終戦で思わぬ結果に

 アジアカップは1月25日にグループリーグE組の最終戦を実施。韓国代表はマレーシア代表との一戦に臨んだなか、FIFAランク130位の相手に大苦戦し、土壇場で3-3のドローに追い付かれた末のE組2位通過に。この一戦を受けて、母国メディアは「恥ずかしい」「本当に史上最強?」と辛辣に評している。

 E組は第2戦でヨルダンと韓国が引き分けに終わり両者が勝ち点4で、得失点差では2点上回るヨルダンが首位。そして、勝ち点3のバーレーンが3位から追いかける展開で最終戦がスタート。この3チームが16強で日本と対戦する可能性を残し、韓国がマレーシア、ヨルダンがバーレーンとそれぞれ対戦した。

 首位のヨルダンは前半34分、痛恨の失点。ロングカウンターを発動されると、ハーフウェーライン近くでのワンツーでFWアブドゥラ・ユスフ・ヘサルが抜け出し、GKとの1対1で冷静にシュートを決め、ビハインドを背負った。その後反撃に出たが1点が遠く、最終戦で敗北を喫した。

 一方、2位の韓国は、すでにグループ敗退が決まっているマレーシアを相手に前半22分に先制。MFイ・ガンインの左コーナーキックからMFチョン・ウヨンが頭で枠内に飛ばした。これをGKが掻き出したかのように見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりゴールラインをボールが完全に越えていることが確認され、1-0とリードした。

 しかし、ここから思わぬ展開が待ち受けていた。まずは後半6分、自陣でのボールロストからマレーシアに同点ゴールを許すと、その直後にはペナルティーエリア内のクロスをキープしようとした瞬間に、韓国の選手が遅れて接触したとしてVARが介入。韓国のファウルが認められマレーシアにPKを決められてアが逆転される。

 それでも後半38分、イ・ガンインが直接フリーキックを決めて同点。同アディショナルタイムにはPKを獲得し、エースFWソン・フンミンが決めて3-2の再逆転と意地を見せる。これで首位通過かと思われた試合のラストプレーになろうかというタイミングでマレーシアが再び同点ゴールを奪って3-3で試合を終えた。

 優勝候補の一角に挙げられる韓国の大苦戦に、母国メディアも黙ってはいなかった。韓国メディア「hankooki.com」は「両国のサッカー格差は非常に大きい。にもかかわらず、韓国は負けるところだった。終盤、イ・ガンインとソン・フンミンの奮戦にも結局引き分けた。マレーシアに引き分ける恥ずかしいサッカーだった」と辛口で評した。

 グループ3試合の成績は、1勝2分。決して順風とは言えない状況だけに「ヨルダンとマレーシアを相手に拙戦を繰り広げる代表チームが果たして本当に『歴代最強』と呼ばれる資格があるだろうか。16強以後、どのような成績を出すか分からない代表チームだが、1次リーグでの姿は国民を失望させるに十分だ」と総括された。

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