アジア杯、決勝Tの妙…日本と「当たりたくない」 2位抜けで他国が勝敗を調整?【現地発】

グループCで2連勝中のイラン代表【写真:ロイター】
グループCで2連勝中のイラン代表【写真:ロイター】

森保ジャパンはインドネシア戦引き分け以上でD組2位

 日本代表は1月24日にアジアカップ・グループリーグ第3戦インドネシア戦に臨む。すでに首位通過は消滅し、引き分け以上で2位突破が決定。決勝トーナメントの行方を考察する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 苦しかったイラク戦から中4日で迎えるインドネシア戦。インドネシアはカタールへの出稼ぎ労働者が多く、再び“アウェー”が予想される。インドネシアのサッカー熱は高まってきており、帰化選手も活躍する。だが、インドネシアにはきっちりと勝って、決勝トーナメントにつなげたい。

 日本は引き分け以上でD組2位が決定。決勝トーナメント1回戦で対戦するのはE組1位で、現時点ではヨルダンが首位につける。ライバル韓国はE組2位で、GL最終戦の結果次第では順位が入れ替わる可能性がある。

 ベスト16で対戦する相手も気になるところだが、逆に言えばトーナメント表における日本の位置がほとんど決まることになる。アジア各国から見れば、日本とは早く「当たりたくない」という思惑もあるだろう。ここまで本調子でない森保ジャパンだが、カタール・ワールドカップ(W杯)での躍進や昨年9月の親善試合ドイツ戦などを含む10連勝など印象的な戦いをしてきた。ここからコンディションが上がり、MF三笘薫が復帰することも考えると、対戦を避けられるなら避ける可能性もある。

 例えば日本の準々決勝の相手になるかもしれないイラン。今はC組1位につけているが、2位UAEとの直接対決で敗れれば、逆の“山”に行くことができる。

 日本との対戦を警戒して勝ち点“計算”も……。なんてことがあるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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