日本を圧倒「4万人近くのファンの応援」 “完全アウェー”の歴史的敗戦…対戦国メディア報道

日本戦に駆けつけたイラクサポーター【写真:ロイター】
日本戦に駆けつけたイラクサポーター【写真:ロイター】

日本との一戦を対戦国メディアがレポート

 森保一監督の率いる日本代表は、1月19日に行われたアジアカップ・グループリーグ第2節のイラク戦(FIFAランキング63位)に1-2で敗れ、グループ首位通過の可能性が消滅した。FIFAランキングでアジア最高位となる17位の日本の敗戦は、世界中に大きな衝撃を与えている。対戦国メディア「Iraqinews」では、試合のレポートを報じている。

 アジアカップに向けて、イラクは普段は運航していないカタールへの直行便も準備。日本戦でもホームのような雰囲気を作り上げた。ここまで10連勝を収めていた森保ジャパンだったが、序盤からイラクに圧倒されてしまう。

 記事では「アイメン・フセインが前半に2ゴールを挙げて、イラクがアジアカップの優勝候補である日本を2-1で破り、決勝トーナメントに進出した。これは日本がアジアカップのグループステージで26試合ぶりに喫した敗戦であり、勝ち進めば韓国とベスト16で対戦する可能性がでてきた」と、今後の展望を伝えた。

 そして「森保一監督のチームは、計43得点を挙げた10連勝でこの試合を迎えた。しかし、4万人近くのファンの応援に支えられたイラクのパワーと攻勢に対する答えを持ち合わせていなかった。後半には日本がPKを与えられる場面もあったが、VARの正しい判定で取り消された。森保監督のチームは再びブライトンのウイングである三笘薫がメンバー外だった」と、日本の苦境を伝えている。

 今大会、日本は初戦のベトナム戦(4-2)でもスタートが悪く、苦戦を強いられたが「日本はベトナム戦でもスロースターターであり、前半で2失点を喫してからハーフタイム前に状況を変えた。だが、彼らはイラクをよりタフな相手であることに気付き、明確なチャンスを作れないまま前半を終えた」と、日本の問題点を指摘した。

 試合終盤にMF遠藤航のゴールで1点を返した日本だが、まさかのグループステージでの黒星は、イラクでも驚きをもって報じられている。

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