今アジアカップ「最初のアップセット」 イラクの日本撃破に元FIFA関係者も言及

FIFAランク63位のイラクが17位の日本に勝利【写真:ロイター】
FIFAランク63位のイラクが17位の日本に勝利【写真:ロイター】

FIFAランク63位のイラクが17位の日本に勝利

 森保一監督率いる日本代表は、1月19日に行われたアジアカップのグループリーグ第2戦でイラクに1-2で敗れた。FIFAランキング17位の日本が同63位の相手に敗れ、元国際サッカー連盟(FIFA)スタッフは「アジアカップ2023の最初のアップセット」と言及している。

 日本は前半5分、サイドチェンジから右サイドを切り崩されると中央へのクロスをGK鈴木彩艶が弾いたところをFWアイメン・フセインにヘディングで押し込まれて失点。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認を経てイラクの得点が認められ、日本は2失点したベトナム戦に続き前半での失点になってしまった。

 日本が攻勢を強めるも1点ビハインドのまま時間が過ぎ、前半アディショナルタイムにはカウンターから2失点目を喫した。

 後半開始からDF谷口彰悟に代えて、DF冨安健洋を投入した日本。後半11分、左サイドを割ったMF伊東純也からのラストパスを浅野が中央で合わせようとしたところで相手選手のファウルによるPKの判定。しかし、VARの進言でオンフィールドレビューが行われ、主審はファウルなしとしてPKも取り消しになった。

 その後、日本は後半16分にMF堂安律とFW上田綺世、同29分にFW前田大然とMF旗手怜央を投入して攻撃のギアを上げ、イラクゴールに襲いかかる。後半アディショナルタイムにセットプレーからMF遠藤航がヘディング弾を決めて1点を返したが、1-2で今大会初黒星を喫した。

 かつてインドサッカー連盟事務局長やFIFAのスタッフも務めたシャジ・プラバカラン氏は自身のX(旧ツイッター)で、「アジアカップ2023最初のアップセット。イラクが日本を2-1で破る」と2007年王者イラクの勝利を伝えていた。

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