清水の“背番号10”大前が大宮へ完全移籍! 「自分をすごく評価してくれたことに感謝」

9季在籍した清水から初の国内移籍を決断 「攻撃的で魅力的なサッカーだと感じた」

 J1の大宮アルディージャは10日、清水エスパルスからFW大前元紀を完全移籍で獲得したことを発表した。

 大前は流通経済大柏高校の3年時に、エースとしてインターハイと高校選手権の二冠獲得に貢献。得点力の高さを武器に、2008年に清水に加入した。当時、長谷川健太監督の下でJ1上位争いを演じるチームのなかで出場機会を多く得ることはできず、リーグ戦初ゴールはプロ3年目まで待たなければいけなかった。

 チーム内でエースの地位を築いたのは、アフシン・ゴトビ監督が就任した11年だった。ドリブルとキック精度の高さを買われて右ウイングの定位置をつかむと、このシーズンにリーグ戦8ゴールをマーク。翌12年には13ゴールを奪い、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)準優勝にも大きく貢献した。

 そのオフにドイツのデュッセルドルフ移籍を決断するも、なかなか出場機会を得られずにチームも2部降格。13年8月に清水復帰後もエースとして君臨し、15年にJ2降格となった際にも残留を決断していた。

 昨季は自身初のJ2に挑み、夏場に全治3カ月の重傷を負って戦線離脱するも、29試合18得点でJ1昇格に貢献。クラブ側もエースの慰留に全力を注いだが、自身初の国内移籍を決断することになった。

 通算9シーズンを過ごした愛着のあるクラブを去ることを決断した大前は、クラブを通じて次のような惜別のコメントを残している。

 

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