川崎は「最も嫌な相手」 中国1部山東、ACL16強で対戦に母国警戒「今冬の外国人選手補強が大事」

山東泰山がACL16強で対戦する川崎を警戒【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
山東泰山がACL16強で対戦する川崎を警戒【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

川崎はACLで中国勢に苦戦の過去

 J1川崎フロンターレは、2024年2月に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦で中国1部・山東泰山と対戦することが決まった。中国勢としては実質3年ぶりに1軍が参加したACLで、唯一決勝トーナメントに勝ち残った山東への注目度は高い。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 中国サッカーメディア「足球報」は、「厳しい相手を引いた。山東は外国人次第だ」と見出しを打って特集。「山東が対戦する可能性あった4チームの中で、バンコク・ユナイテッドとヴァンフォーレ甲府は実力的にやや劣り、川崎フロンターレと浦項スティラーズはグループステージ無敗だった。また、山東の韓国人監督チェ・ガンヒは韓国のチームを熟知し、グループリーグでは韓国の仁川ユナイテッドに連勝したが、Jリーグの横浜F・マリノスに連敗したこともあり、実力・スタイル的にも川崎フロンターレは最も嫌な相手だった」と報じた。

 さらに、記事では「山東はこの冬の外国人選手補強が大事だ。すでにKリーグの浦項からブラジル人FWゼカ、蔚山現代からジョージア代表FWヴァレリ・カザイシュビリの獲得が確定的。あとはボックス・トゥ・ボックスタイプの外国人ボランチが必要だ」と、2023年限りで退団した元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ、ブラジル人MFモイゼスの代役となる外国人補強の重要さを強調した。

 また、川崎については「川崎はグループステージで5勝1分の無敗。J2の甲府を除き、Jリーグ勢で最もACLを重視している。今季、川崎の外国人選手は38歳の韓国人GKチョン・ソンリョンとブラジル人FWマルシーニョが主力だが、元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスは控え、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンとブラジル人MFジョアン・シミッチは退団、ブラジル人DFジェジエウも出番が限られている。ほかにDF山根視来は米MLSロサンゼルス・ギャラクシーのオファーがあり、リーグ戦9得点のチーム得点王MF脇坂泰斗も海外移籍の可能性がある。選手補強では、甲府から日本代表入りしたばかりの23歳DF三浦楓太、ガンバ大阪のMF山本悠樹を獲得。外国人は明確な獲得予定はないが、ブラジル路線を継続するだろう」と、チーム状況を分析している。

 ちなみに、川崎と中国勢のACL対戦成績は、実質6戦で川崎の4分2敗(21年の北京国安、22年の広州FCはゼロコロナ政策の影響でユースチーム参加だった)と、中国勢に苦戦している。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング