浦和の“PK職人”ショルツが同点弾ゲット! クラブW杯3決、アル・アハリと点の取り合いに

アレクサンダー・ショルツがPKを決めて2-2の同点に!【写真:Getty Images】
アレクサンダー・ショルツがPKを決めて2-2の同点に!【写真:Getty Images】

2点ビハインドからカンテとショルツのゴールで追い付く

 浦和レッズはサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦で、現地時間12月22日にアル・アハリ(エジプト)と対戦。2点ビハインドからの反撃で同点に追い付いた。

  浦和は15日の大会初戦で北中米カリブ海代表クラブ・レオン(メキシコ)に1-0で勝利したが、19日の準決勝では欧州王者マンチェスター・シティ(イングランド)に0-3で完敗。2007年以来の3位を懸けてアフリカの雄と対戦。今季限りでの退任が決まっているマチェイ・スコルジャ監督は、このゲームにも大幅なターンオーバーをせずに臨む。最終ラインには、11月上旬に膝の手術を行い全治3か月と発表されていたものの、15日のレオン戦で途中出場して戦線復帰した主将のDF酒井宏樹が右サイドバックでスタメン出場した。

 浦和は前半にセットプレーの二次攻撃とミスから2失点してしまったが、反撃を見せる。前半43分、右サイドへのサイドチェンジを酒井がヘディングで競り勝って折り返すと、中央に浮いたボールを今季限りでの現役引退を発表しているカンテが左足ボレーでねじ込んだ。1-2と追い上げて反撃ムードを作った浦和は、後半の立ち上がり、クロスに途中出場のFWブライアン・リンセンがヘディングで合わせる。

 少しプレーが流れた後に主審がオンフィールドレビューを実施。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からはリンセンがヘディングした場面で相手にハンドがあったと進言があり、確認の末にトリ・ペンソ主審は浦和にPKを与えた。これをDFアレクサンダー・ショルツがゴール正面に蹴り込み、後半9分に浦和が2点ビハインドから同点に追い付いた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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