鹿島、来季の新監督にランコ・ポポヴィッチ氏の就任を発表 吉岡FDが招聘理由を説明「新監督に適任」

ランコ・ポポヴィッチ監督【写真:Getty Images】
ランコ・ポポヴィッチ監督【写真:Getty Images】

リリースで発表した

 鹿島アントラーズは12月21日、来季の新監督にランコ・ポポヴィッチ氏が就任することを発表した。同時に通訳は塚田貴志氏の就任も決定。また、ミラン・ミリッチ氏とクラブOBの中後雅喜氏のトップコーチ就任も併せて発表した。

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 今季は5位でシーズンを終え、今季限りで岩政大樹監督の退任が決定していた。巻き返しを図る来季に向けて、過去にFC東京や町田ゼルビアなどJリーグでの指揮の経験を持つポポヴィッチ監督の手腕に託す。

 ポポヴィッチ氏は今年8月にセルビアのボイボディナの指揮官に就任。現地メディアの報道では「セルビアのボイボディナでの任期を終えて、日本の鹿島アントラーズからの高額なオファーを受けることになった。クラブとの既存の契約があり、日本側は違約金を支払うことに同意している」と伝えられていた。

 ポポヴィッチ監督の就任について、吉岡宗重フットボールダイレクターは「監督を決めるに際しては、今シーズン含めて近年の課題だった攻撃面のアップデート、そして組織的に攻撃を組み立てることを重要視し、リストアップを進めてきました。ポポヴィッチ氏はアグレッシブかつ組織的なフットボールスタイルが強みで、短い時間での戦術落とし込みに長け、アントラーズの新監督に適任と考えております」と、招聘の理由を説明。

 さらに、「ここ数年、タイトルを獲得できていない事実は非常に重く、監督交代が続いている状況も含めて、強化のトップとして責任を感じています。タイトル獲得はクラブの揺るぎない目標であり、来シーズン以降も変わりはありません。監督をしっかりと支え、選手たちが最大限の力を発揮するというアントラーズ伝統の強みを忘れず、優勝に向けて一丸となって戦ってまいります」と決意を新たにした。

 ポポヴィッチ監督のコメントは以下の通り。

「鹿島アントラーズという偉大なクラブからオファーをいただき、心の底からうれしく思いますし、非常に光栄です。今シーズンはボイボディナで素晴らしい時間をクラブ、選手たちと過ごしており、他のクラブに行くことは正直考えられませんでしたが、このオファーを受ける決断をしました。アントラーズという偉大なクラブで仕事ができることが、私にとってこの決断をした一番大きな理由です。ボイボディナの会長、強化部長、選手たち、チームにかかわるすべての方々に対し、私の決断を尊重してくれたことに心から感謝しています。アントラーズサポーターの皆さん、スタジアムに足を運びたいと思ってもらえるような、魅力あふれるエネルギッシュなチームを、フットボールを見せたいと思います!一緒に戦いましょう!」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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