アギーレ監督に深まる疑惑 有罪となれば懲役6カ月から4年の実刑判決へ

有罪時は実刑判決

 スペインではスポーツにおける八百長や贈収賄は2010年より刑事事件となっており、有罪時には懲役6カ月から4年の実刑判決となり、最長で6年の活動停止処分に処される。クラブは勝ち点剥奪、降格、一定期間の公式戦参加禁止などの厳罰に処されることになると見られている。
 アギーレ監督もエレーラも身の潔白を主張しているが、有罪となれば、これらの厳罰が下ることになるだろう。収監、もしくは活動停止となれば、アギーレ監督は日本代表監督を継続することは不可能となり、エレーラのマンUとの契約も解消される危険性も高い。
 疑惑追及の手を緩めようとしない反汚職局。そして、2人は人生の危機を迎え、八百長疑惑の渦中にある人間を一国の代表の指揮官に据えている日本サッカー界もイメージダウンのリスクにひんしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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