浦和、クラブW杯準決勝で欧州王者マンCと対戦にファン興奮 「アツい」「勝てると信じている」

浦和が1-0で勝利【写真:Getty Images】
浦和が1-0で勝利【写真:Getty Images】

クラブ・レオンとの一戦に1-0で勝利

 浦和レッズはサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)初戦で12月15日にクラブ・レオン(メキシコ)と対戦し、途中出場のFWアレックス・シャルクが決勝点を挙げて1-0の勝利を収めた。欧州代表マンチェスター・シティ(イングランド)と戦う準決勝進出を決め、ファンも「アツい」「勝てると信じてる」などと声を上げている。

 浦和は前半19分、中盤で左サイドから中央方向へ運んだMF小泉佳穂が最終ライン背後に絶妙なラストパス。MF大久保智明が完全に抜け出したが、相手GKとの1対1はシュートをぶつけてしまい決定機を逸した。前半30分過ぎに浦和はペナルティーエリア内まで切り込まれFWアルフォンソ・アルバラドにシュートを許すも、鉄壁守備陣の一角DFマリウス・ホイブラーテンが見事にコースを押さえたスライディングでカット。両者無得点のまま前半を終えた。

 両チームとも交代なくスタートした後半10分、浦和は右サイドでのフリーキックをMF岩尾憲がファーサイドで余っていたDF明本考浩へ。明本はトラップして強いボールを中に戻したが、身体のうしろに来たボールを伊藤が強引にシュートするも枠に抑え込めなかった。直後にはクラブ・レオンが左サイドでフリーキックを獲得し、ペナルティーエリア内でエースのウルグアイ代表FWフェデリコ・ビニャスに合わせられるピンチを迎えるも、シュートは枠外に飛んだ。

 今季限りでの退任が発表されているマチェイ・スコルジャ監督は、後半27分に伊藤と大久保に代え、MF中島翔哉とFWアレックス・シャルクを投入。中島をトップ下に入れて安居をボランチに下げた。すると後半33分、カンテが前線で収めると交代出場のシャルクへ。右サイド側からペナルティーエリア内に飛び込んだシャルクは、相手GKとの1対1でシュートをねじ込んで待望の先制点を奪った。

 スコルジャ監督は直後にDF酒井宏樹を投入。手術時には全治3か月と発表されていたが、責任感あふれるキャプテンがクローザーとしてピッチへ。バランスを崩して前掛かりになるレオンに対して、むしろ浦和が上手くゲームを運んで1-0で逃げ切った。この勝利により、浦和は19日の準決勝でイングランドからやってくる欧州王者と対戦することが決まった。

 SNS上では、ファンも「シティとはアツい」「ぜひシティ倒してもらいてえ」「勝てると信じてる」「頼んだぞ世界の浦和!」「浦和ナイス」と興奮気味にコメントしていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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