遠藤航を「クロップは本当に信頼している」 スタメン抜擢90分“好プレー”に英賛辞「効果的だった」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

シェフィールド・ユナイテッド戦でフル出場、攻守に好プレー発揮

 イングランド1部リバプールは現地時間12月6日、プレミアリーグ第15節のシェフィールド・ユナイテッド戦に臨み、2-0で勝利した。MF遠藤航はリーグ戦3試合ぶりにスタメン出場。フル出場したなかでのパフォーマンスに対し、現地メディアは「クロップが遠藤を本当に信頼していることを証明した」と賛辞を送っている。

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 前節のフルハム戦(4-3)でリーグ初ゴールを挙げた遠藤は、中盤3枚の一角でスタメン出場。この試合では前半10分に前線左サイドのFWルイス・ディアスへ的確なフィードを送るなど攻撃の起点として好配球を示したほか、1対1の局面では力強い守備力を発揮する場面もあった。

 海外データ分析サイト「FotMob」によると、遠藤は9回のデュエル勝利数(14回中)を記録したほか、パス成功率では約8割の数値をマークする出来に。前節のフルハム戦で途中出場から流れを変えるミドル弾をマークしたのに続き、攻守にわたり存在感を発揮したこの試合のプレーにも現地からは概ね高評価が相次いだ。

 リバプール専門メディア「Liverpool.com」は、3試合ぶりにスタメンに抜擢されたこの試合が持つ意味合いに言及。「(ユルゲン・)クロップ監督が遠藤航を最初から起用したのはまったく衝撃的ではなかった」と前置きしたうえで「プレミアリーグで最初からプレーすることはまったく別のことだ。遠藤がどれだけ落ち着きを取り戻したかを示す大きな試金石となった」と、真の評価が下される一戦だったと見解を示している。

 そのなかで、遠藤は試合序盤から広い視野から長短織り交ぜたパスで好配球。記事では「最初の10分、プレッシャーを受けながらボールを受けた彼は、鋭い動きで効果的だった」と称えられ、「フルハム戦での短時間の出番以上に、クロップが遠藤を本当に信頼していることを証明した」と絶賛した。

 この試合ではMFアレクシス・マック・アリスターが負傷交代したため、遠藤は次節クリスタル・パレス戦(9日)で再びスタメンに抜擢される可能性が浮上。直近公式戦での好パフォーマンスにより評価が徐々に上がるなか、さらなるアピールに期待が膨らむ。

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