柴崎圧巻2アシスト! J王者鹿島が天皇杯準決勝で横浜FMを2-0撃破 10年以来の元日決勝で2冠狙う

クラブW杯レアル戦の2ゴールに続く大爆発

 国内最多18冠の鹿島アントラーズが29日の天皇杯準決勝、横浜F・マリノス戦でMF柴崎岳の2アシストの活躍で2-0と勝利を飾り、2010年以来の決勝進出を果たした。

 足首の負傷から遠征メンバー外となったエースFW金崎夢生が不在の状況で、Jリーグ年間王者が強さを見せつけた。

 前半41分、鹿島は中盤で齋藤へのパスに狙いをつけてボールを奪い取るとショートカウンターを発動。右サイドからMF柴崎岳がファーサイドにクロスを供給すると、FW土居聖真がヘディングでゴール。1-0と先制に成功した。同45分には柴崎が最終ライン背後に抜け出してGKと1対1になり、右足シュートを強振したがクロスバー。追加点とはならず、鹿島の1点リードで前半を終えた。

 後半に入ってもスコアが動かずに流れた同18分、横浜FMはコーナーキックのチャンスでMF中村俊輔がFW富樫敬真との交代でピッチに入った。トップ下で先発のMF前田直輝を1トップに上げ、中村はトップ下に入った。

 すると同26分、左サイドから中村がフリーキックをゴール前に入れると、MF中町公祐がヘディングで流し、後ろに入り込んだDF金井貢史が頭で押し込んだ。しかし、金井のポジションがオフサイドの判定となりノーゴール。その直後の同28分、鹿島はMF永木亮太のスルーパスで右サイドを崩すと、柴崎の折り返しを途中出場のFW鈴木優磨が決めて2-0とリードを広げた。FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝レアル・マドリード戦(2-4)で2ゴールの働きを見せた柴崎は、この日も2アシストをマークする獅子奮迅の活躍となった。

 2点ビハインドの横浜FMは残り時間も必死に攻撃を展開したが、鹿島守備陣の牙城を崩すには至らずにそのままタイムアップ。JリーグチャンピオンシップとクラブW杯から過密日程での連戦を乗り越えた鹿島が10年以来の天皇杯制覇と、リーグと合わせた2冠獲得に向けて元日決勝にコマを進めた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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