クラブW杯準優勝の鹿島が天皇杯4強進出! 赤崎弾と曽ヶ端PKセーブで広島を破る

広島の佐藤は涙のラストマッチに

 対する広島も同17分、左サイドでボールを持ったMF柏好文が鹿島DF昌子源を深い切り返しでかわすと、追いすがった昌子がたまらずファウル。PKの判定となり、これをMFアンデルソン・ロペスがゴール左を狙って蹴ったが、鹿島GK曽ヶ端準がこれを読み切ってストップ。1点リードを保った。

 広島の森保一監督は同34分に、今季限りで退団し来季J2名古屋グランパスに移籍が決定しているFW佐藤寿人を投入。負ければ即広島でのラストマッチとなるストライカーに命運を託した。

 しかし、1点リードの残り時間をうまく時計を進めながらコントロールする鹿島の前に広島は決定機を生み出すことができず、そのまま試合終了。鹿島が1-0で勝利し、ベスト4進出を決めた。

 広島の佐藤は試合を終えると、涙を流しながら2005年から12シーズン過ごした広島のサポーターに挨拶。大きなヒサトコールに送られてスタジアムを後にした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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