サウジ1部リーグ、衝撃の“ガラガラ”観客数に英驚き 1300億円投資も「最低水準に減少」
ワールドクラスの人材が流入も…観客動員数では驚きの事実が判明
サウジアラビア1部リーグの各クラブは今夏、潤沢なオイルマネーを後ろ盾に欧州リーグからトッププレーヤーを数多く引き抜いた。ワールドクラスの人材が流入しているものの観客動員数では驚きの事実が明らかになり、英メディアは「衝撃的な最低水準に減少」と伝えている。
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サウジ1部リーグには、ブラジル代表FWネイマール、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズなどのスター選手が続々加入。イングランド1部リバプールの英雄スティーブン・ジェラード氏はアル・イテファクの監督として招聘された。
ジェラード新監督の就任に伴い、アル・イテファクにはイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムといった“元リバプール勢”も加わり、強力な戦力が整ったものの、リーグの観客動員数では苦戦ぶりが顕著になっている。
今月23日に敵地で行われたアル・リヤド戦(0-1)に訪れたのはわずか696人。有力選手が多数加わったもののあまりにも寂しすぎる数字だ。英紙「ザ・サン」によると、リーグ内で1試合平均1万人以上の観客を集めているのはアル・ヒラル、アル・アハリ、アル・ナスル、アル・イティハドの4クラブのみとなっているという。
7億5000万ポンド(約1360億円)を投じスター選手がこぞって加わったにもかかわらずリーグ自体には活況は帯びていないようで、記事では「イングランドの下位リーグと比較すると観客数は少ないように見え、今季リーグ2(英4部)のブラッドフォードのホームゲームの平均観客数は1万6362人だ」と、自国との比較からその衝撃度を報じている。
さらに「ワールドクラスの才能ある人材が流入しているにもかかわらず、サウジプロリーグの入場者数は衝撃的な最低水準にまで減少した。世界でも人気のある選手たちと高額な契約が交わされているにもかかわらず、観客数は増えていない」とも伝えられ、スタンドに空席が目立つ現状に驚きを示していた。