アーセナルMFライスが“191億円”の価値証明 チェルシー戦反撃弾を英称賛「アルテタの願望が正しかった」

アーセナルのデクラン・ライス【写真:ロイター】
アーセナルのデクラン・ライス【写真:ロイター】

英代表MFライスがチェルシー戦で追撃のゴール

 イングランド1部アーセナル現地時間10月21日にプレミアリーグ第9節でチェルシーとのダービーに臨んだ。2点を先行される苦しい展開となったが、後半の反撃で2-2の引き分けに持ち込んだ。チームを敗戦から救った1人が追撃のゴールを挙げたイングランド代表MFデクラン・ライスだ。今夏にイングランド人史上最高額の1億500万ポンド(約191億円)で加入したMFを現地メディアが絶賛している。

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 敵地スタンフォード・ブリッジに乗り込んだアーセナルは前半15分にPKで失点。さらに後半立ち上がりの3分にはFWミハイロ・ムドリクの左からのクロスがそのままゴールに吸い込まれ、2点のビハインドを背負った。

 そうしたなかで反撃の狼煙を上げたのがライスだった。後半32分、ゴールを離れてビルドアップに加わっていたチェルシーGKロベルト・サンチェスのパスを素早い出足でインターセプトすると、そのままダイレクトで無人のゴールへシュートを蹴り込み、今季2得点目を挙げた。

 ライスのゴールでさらに勢いを得たアーセナルは同39分にFWブカヨ・サカのクロスからFWレアンドロ・トロサールが同点ゴールをゲット。劣勢から引き分けに持ち込み、最低限の勝点1を手にした。

 試合後、英地元紙「イブニング・スタンダード」は「デクラン・ライスは1億500万ポンドのテストに合格」との見出しでライスの活躍にスポットを当てている。

 ライスは今夏の移籍市場で補強ポイントだった中盤のトップターゲットであり、その移籍金の高さから大きな期待を懸けられた。そこには当然大きなプレッシャーもあったはずだが、ライスはここまでリーグ戦9試合、UEFAチャンズリーグ2試合に先発出場し、すでに欠かせない存在として活躍している。ピッチ全体をカバーするボックス・トゥ・ボックスのMFとして攻守両面での存在感は抜群で「すでにアーセナルの心臓としての地位を確立した」と大絶賛されている。

「1億500万ポンドもの値札がつけられれば、結果を出さなければならないという重圧が懸かる。だが、ここまでライスはその期待に見事に応えている。それは彼が非常に優れた選手だったという証明であり、アーセナルが彼にいくら払ったのかを話す者はもう誰もいない。その代わりに語られているのは彼の影響力の大きさだけだ。アルテタの願望が正しかったことも証明された」

 アーセナルは開幕から6勝3分と無敗を続けている。チームの中心に君臨するライスがその快進撃を支えている。

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