森保ジャパンは「完成されたチーム」 技術・戦術の“成熟度”を中国絶賛「統一されたアプローチに従う」

6連勝中の森保ジャパン【写真:徳原隆元】
6連勝中の森保ジャパン【写真:徳原隆元】

10月シリーズはカナダ、チュニジア相手に連勝

 森保監督率いる日本代表は、10月17日に行われたキリンチャレンジのチュニジア戦で2-0と勝利を収め、10月シリーズで2連勝を飾った。中国紙は「日本は完成されたチーム」と称賛している。

 日本は国内でのテストマッチとなった10月シリーズで2連勝。10月13日の初戦カナダ代表戦では、体調不良で招集辞退となったMF三笘薫(ブライトン)やこの試合で温存されたMF久保建英(レアル・ソシエダ)が不在となったなかでも、MF田中碧(デュッセルドルフ)の2ゴールなどで4-1と快勝した。

 続くチュニジア戦でも序盤から勢いを見せつけたなか前半43分、MF旗手怜央(セルティック)のラストパスが相手に当たって流れたボールをFW古橋亨梧(セルティック)が冷静に沈めて先制。後半24分には、久保が緩急をつけたドリブルで縦に突破し、マイナスのクロスを送ったところにMF伊東純也(スタッド・ランス)が加点し、2-0の勝利を飾った。

 日本は6月シリーズ初戦のエルサルバドル戦(6-0)から国際Aマッチで怒涛の6連勝をマーク。内容面で相手との差を見せつけたのはもちろん、エルサルバドル戦以降はペルー(4-1)、ドイツ(4-1)、トルコ(4-2)、カナダ(4-1)、そしてチュニジアと戦い、6試合で計24ゴールを叩き出した圧倒的な攻撃力で世界に衝撃を与えた。

 中国紙「北京青年報」は、「日本代表は完成されたチームで、技術的にも戦術的にも非常に成熟している」と、森保ジャパンを称賛している。

「森保監督はチュニジア戦で選手を大幅に入れ替え、日本代表での出場機会が少ない選手を先発で多く起用した。日本代表は一貫した姿勢とプレースタイルを貫き、すべての選手、すべてのコーチが森保監督の戦術の下、統一されたアプローチに従う。選手個々によって技術的な差はあるが、全員が上手く連係している。チュニジア戦は得点こそ少なかったが、素晴らしい試合だった。試合のペースとイニシアチブを完全に握っていた」

 森保ジャパンはアジアを筆頭に、欧州、そして世界から注目を集める存在となっている。

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