森保ジャパン2発! 古橋&伊東ゴールでチュニジア2-0撃破…国際Aマッチ“怒涛”の6連勝

久保建英のアシストから伊東純也がゴール【写真:Getty Images】
久保建英のアシストから伊東純也がゴール【写真:Getty Images】

チュニジアにチャンスを作らせず無失点、安定した戦いぶりで快勝

 日本代表は10月17日に国際親善試合チュニジア戦に臨み、前後半にそれぞれ1ゴールずつを奪って2-0の勝利を収めた。

 日本とチュニジアの対戦は昨年6月、互いにカタール・ワールドカップ(W杯)への出場を決めた状態でキリンカップの決勝で対戦して0-3で敗れて以来となった。W杯で日本はベスト16、チュニジアもグループリーグ敗退ながらフランスを相手に勝利を収めるなど活躍し、次の4年間のサイクルが始まったところでのリターンマッチになった。

 森保一監督は今夏に浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンへ移籍した21歳のGK鈴木彩艶をスタメンに起用するなど、13日の国際親善試合カナダ戦(4-1)からは7人を入れ替え。負傷したMF中村敬斗が入っていた左サイドにはMF旗手怜央が送り込まれた。一方のチュニジアは前線にガンバ大阪に所属するFWイッサム・ジェバリが起用され、両チーム合計22人のスタメンで唯一のJリーガーが日本の相手チームの選手という珍しい事態になった。

 序盤から攻撃回数を増やした日本は、前半12分にはFW古橋亨梧が獲得したフリーキックのチャンスで、MF久保建英がジャンプする壁の下を通すシュートで狙うなどゴールを予感させる試合の入りになった。前半23分には久保のシュートがブロックされたところ、旗手にゴール前でこぼれ球が流れてきたが、シュートはクロスバーの上に飛んでしまった。

 敵陣でゲームを進める時間は長かった日本は前半43分、久保、旗手とつながり、旗手のラストパスは相手に当たって古橋の前へ。GKと1対1になった古橋は冷静にシュートを流し込んで1-0と先制してハーフタイムに入った。後半に向け、森保監督は古橋からFW上田綺世への交代を行った。攻撃的な姿勢を失わずにプレーするも次の1点が奪えないなか、森保監督は後半の半ばにDF中山雄太と旗手に代えてDF町田浩樹とFW浅野拓磨も投入した。

 迎えた後半24分、左サイドで浅野のパスを受けた久保が緩急をつけたドリブルで縦に突破。マイナスの位置でフリーになったMF伊東純也に正確なパスを通し、伊東が冷静に蹴り込んで日本が2-0とリードを広げた。その後、伊東はMF南野拓実と交代し、久保が右サイドに入り南野はトップ下へ。DF板倉滉からDF谷口彰悟への交代も行われた。

 ラスト10分でDF橋岡大樹も送り込んだ日本は、チュニジアに有効な攻撃を許すことなく2-0で勝利。4ゴール以上のゴールラッシュは5試合連続でストップしたが、国際Aマッチの6連勝を飾った。今後日本代表は来月に2026年北中米W杯のアジア2次予選がスタートし、来年1月にはアジア王者を決めるアジアカップの戦いが待つ。

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