冨安を「スタンバイさせておくべき」 チェルシーとのダービーで“代役CB起用”を英提言

冨安健洋がセンターバックでスタメン出場?【写真:Getty Images】
冨安健洋がセンターバックでスタメン出場?【写真:Getty Images】

サリバが負傷、ガブリエウ・マガリャンイスも長距離移動による疲労が懸念

 イングランド1部アーセナルのフランス代表DFウィリアム・サリバは欧州選手権(EURO)予選を戦う10月シリーズのメンバーに招集されていたものの、足の指の負傷により離脱を余儀なくされた。現地時間10月21日に予定されているプレミアリーグ第9節チェルシー戦の出場も危ぶまれているなか、英メディアは調子を上げている日本代表DF冨安健洋を「スタンバイさせるべき」と主張している。

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 サリバは10月8日のプレミアリーグ第8節マンチェスター・シティ戦でノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを抑え込むなど1-0での完封勝利に貢献した。

 しかし、サリバは足の指を痛めており、治療のために今月の代表戦辞退を余儀なくされた。怪我の状態は深刻なものではく、中断明けのチェルシー戦は微妙なライン。英メディア「フットボール・ロンドン」は「冨安は直近2度の代表期間に日本代表でセンターバック(CB)として十分に活躍できることを証明している。この日本人DFはアーセナルでは主にフルバックとして起用されているが、サリバの怪我の状況によっては、CBとして起用される可能性もあるだろう。日本が4-1で勝利した10月13日のカナダ戦でも冨安はCBとして、カナダの攻撃陣の脅威を無効化することに貢献。ディフェンス中央での堅実な守備力を示していた」と、冨安のプレーを高く評価して、サリバの代役候補に推していた。

 英メディア「フットボール・ロンドン」の別の記事では、CBのブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが現地時間10月17日にウルグアイの首都モンテビデオで行われるワールドカップ(W杯)南米予選第4節ウルグアイに出場する可能性に触れつつ、「出場の有無以外にも、イングランドまでの長い旅路は大きな負担」と懸念して、冨安起用の可能性を提言している。

「アルテタ監督のメンバー選択にどう影響するかはまだ分からない。とはいえ、ガブリエウ(マガリャンイス)に何か問題があれば、(ポーランド代表DF)ヤクブ・キヴィオルと冨安健洋をスタンバイさせておくべきだろう。さらに、中盤に再びジョルジーニョを起用することでマンチェスター・シティ戦のように、(ガーナ代表MFトーマス・)パーティと(ドイツ代表MFカイ・)ハフェルツをベンチから効果的に起用することも可能だろうし、(ブラジル代表FW)ガブリエウ・ジェズスの代役として怪我から復帰した(イングランド代表FW)ブカヨ・サカを使うかもしれない」

 今季ここまでプレミアリーグでは先発1回のみだが、果たして冨安に再びスタメンのチャンスが巡ってくるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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