17日にチュニジア戦、森保監督はカナダ戦から先発大幅変更を示唆

　日本代表は10月16日、ノエビアスタジアム神戸で17日のチュニジア代表戦に向けて公式会見と公式練習を行った。森保一監督は、カナダ代表戦（4-1／デンカビッグスワンスタジアム）から中3日で臨む一戦に向けて、左ウイングにMF旗手怜央の先発を明言。また、GKには鈴木彩艶が2022年のE-1選手権以来となる国際Aマッチ2試合目となるスタメン起用される。11月から始まるワールドカップ（W杯）アジア予選に向けて、“最後のテスト”となるチュニジア戦のスタメンを考察する。

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　森保監督はチュニジア戦に向けて、駒が不足している左ウイングについて言及。今回不参加のMF三笘薫やカナダ戦で負傷したMF中村敬斗を負傷で欠くなか、旗手を「スタートとして考えていきたい」と明言した。

「明日は旗手をスタートとして考えていきたい。（旗手）怜央は左サイドのワイドなポジションを取って、真ん中に入るというプレーで攻撃も守備も関われるというところは（カナダ戦の）途中出場でも見せてくれた」

　そして、システムは4-2-3-1を採用するようで、GKについては「（鈴木）彩艶にスタートから出てもらおうと思っている」と抜擢を明かした。さらに、メンバーはカナダ戦から「総替えとはいかないが入れ替えたい」として、大幅に変更する意向を示した。

　そこで最終ラインは右サイドバック（SB）に菅原由勢、センターバック（CB）は板倉滉、谷口彰悟のコンビか。また左SBも伊藤洋輝がコンディション不良で離脱したため、中山雄太のみ。だが、森保監督は「中山、冨安（健洋）、マチ（町田浩樹）ができる」と名指しして「チームの中では橋岡も左をやることがある」と、4人の候補を挙げた。中山はカナダ戦でフル出場したこともあり、橋岡大樹か、あるいはアーセナルでもプレーする冨安の可能性もある。

　ダブルボランチには守田英正、相棒は鉄壁の主将・遠藤航のコンビが盤石だが、伊藤敦樹らを最後にテストすることも考えられる。

　右ウイングには「適正ポジション」と本人が何度も語る久保建英が入るだろう。トップ下には今回復帰した南野拓実が適切か。1トップには上田綺世が入ると見られる。

　W杯予選、来年1月のアジアカップに向けて最後のテストマッチ。6連勝を飾って締めくくりたいところだ。