C・ロナウド、イランによる「99回の鞭打ち刑」報道を大使館が否定 「根拠がない」

ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:徳原隆元】
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:徳原隆元】

イラン人女性画家のハマミ氏とハグしたことを問題視

 サウジアラビア1部アル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、次にイランに入国した際に、イランの司法当局から99回の鞭打ち刑を受けると報じられていた。しかし、これについてスペインの首都マドリードにあるイラン大使館が、否定する声明を発表した。英紙「メトロ」が報じている。

 ロナウドは9月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1節ペルセポリス戦に臨む際の行動が波紋を呼んだ。イランの首都テヘランに滞在していたロナウドは、身体に障害のあるイラン人女性画家のファティマ・ハマミ氏と面会。彼女が足で描いたロナウドの肖像画を受け取った際に、感謝の気持ちを示すためにハグを交わしたのだが、これが問題視された。

 イランメディアによると、イランの多くの弁護士が、既婚者が独身の女性の身体に触れたことが、同国の法律である「姦通罪」に値するとして非難。イランの司法当局も刑法で犯罪に当たると判決を下し、ロナウドが次にイランに入国した際は99回の鞭打ち刑に処すると報じられた。

 しかし、マドリードのイラン大使館は、そうした事実はないとこの報道を否定。声明では「このような根拠のない報道が、人道に対する犯罪や抑圧されているパレスチナ国民に対する戦争犯罪に影を落とす可能性があることを懸念します」「クリスティアーノ・ロナウドは、サッカーの公式戦に出場するために9月18日と19日にイランを訪れ、国民と当局からも非常に歓迎されました。ファテメ・ハマミとの面会も、誠実かつ人道的なものであり、国民とイランのスポーツ当局の双方から称賛されています」と、刑罰の対象になることを完全に否定している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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