移籍市場のスペシャリストであるロマーノ氏がコメント

　アメリカ・メジャーリーグサッカー（MLS）のインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、シーズンオフを利用した短期レンタルでのFCバルセロナ復帰がにわかに噂されている。移籍市場のスペシャリストとして知られるイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がメッシの去就について言及した。英メディア「Caughtoffside」が報じている。

　インテル・マイアミは現地時間10月7日のFCシンシナティ戦に0-1で敗れ、今季のプレーオフ進出の可能性が消滅。アメリカのレギュラーシーズンは残り2試合となり、プレーオフに進出しないクラブはそのままオフシーズンに入る。

　一部メディアでは冬のオフ期間を利用してメッシがバルセロナへ短期レンタルで復帰するのではという噂が浮上していた。過去には元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏や元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が短期レンタルで欧州クラブに加入したケースがある。

　ロマーノ氏は「ファンからはリオネル・メッシに関する報道、ローンで欧州クラブへ移籍する可能性について聞かれた」とアルゼンチン代表FWの去就について言及している。

「正直に言えば、現時点ではメッシのローンに関する情報は何もない。メッシはインテル・マイアミにフォーカスしていて、それ以外に話すことは何もない。彼ほどのビッグネームであればこのような憶測が飛び交うのは普通のことだ。これから状況が変わる可能性はもちろんあるが、バルセロナをはじめ、ほかのクラブ関する噂は真実ではない」

　ロマーノ氏は「もちろん、メッシがもう一度バルセロナに戻る日を見たい。実現すればファンタスティックで、ロマンティックな移籍になるだろう」と話しているものの、現時点では具体的なオファーもなく、根拠のない憶測でしかないという。ファンの間ではメッシ復帰の待望論が根強く残るが、それが儚い夢物語であることに変わりはないようだ。