出場停止中のポグバ、仏代表デシャン監督の胸中を海外報道 「とても悲しいこと」「彼の将来がどのようになるのかは分からない」
フランス代表を率いるデシャン監督が渦中のポグバについて語った
イタリア1部ユベントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバはドーピング違反によって数年単位の長期出場停止が下されることが濃厚となっている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が渦中のポグバについて語ったことについて報じている。
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ポグバは2022年にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、古巣のユベントスに6年ぶりに復帰。長らく続く負傷によって1年目はほとんど出番がなく、今季の復活が期待されていた。
しかし、そうした矢先にポグバは今季のセリエA開幕戦の後に行われたドーピング検査で結果が陽性となり、その時点で暫定的な資格停止処分を受けた。その後、2つ目の検体も陽性を示し、長期の出場停止が濃厚となった。出場停止期間は最大で4年間とも伝えられている。
デシャン監督は「ポールの状況についてはアッレグリが特に悲しんでいる。私もそうだが、このところ、彼の頭にはあまりにも多くのことが降り掛かっている」とユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督にも同情。そのうえで「彼は自分自身を守らなければならない。これは長い手続きを経ることになるだろう。明日のことはわからないが、彼の身に起きたことはとても悲しいことだ」とポグバの現状についてコメントした。
また、ポグバのフランス代表での未来はあるのかと問われると、次のように語っていた。
「私は断定的、あるいは過激な立場を取るつもりはない。彼の将来がどのようになるのかは分からない。時間がかかる問題だ。私は彼が笑顔を取り戻し、ピッチに立つことを願っているが、とにかく時間がかかるだろう」
選手にとって数年単位での出場停止はキャリアに大きな打撃を与えることは避けられない。フランス代表として91キャップを誇り、2018年のロシア・ワールドカップ優勝メンバーであるポグバはピッチに再び戻ってくることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)