ベリンガムがエスコートキッズに“神対応” 試合前の心温まるやり取りに海外注目「すごくいい」

レアル・マドリードで活躍するジュード・ベリンガム【写真:ロイター】
レアル・マドリードで活躍するジュード・ベリンガム【写真:ロイター】

CLアンセム中のワンシーンに脚光

 スペイン1部レアル・マドリードは現地時間10月3日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第2節でナポリ(イタリア)と対戦し、3-2で勝利を収めた。敵地で接戦を制したなか、キックオフ前に新加入MFが見せた“神対応”が話題を呼んでいる。

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 レアルはこの試合、前半立ち上がり過ぎの19分にコーナーキック(CK)で先手を取られる。しかしその8分後、MFジュード・ベリンガムが高い位置でパスカットしペナルティーエリア(PA)内のFWヴィニシウス・ジュニオールにつなぐと、相手GKの位置を見て冷静に流し込み同点にする。さらに、同34分には相手陣内のセンターサークル付近からベリンガムがPA内までドリブルで持ち込み、最後は目の前のDFをワンステップで交わすと右足で蹴りこんだ。

 1点リードで迎えた後半は、立ち上がりからナポリが主導権を握る時間が続く。すると、後半9分にDFナチョのハンドでナポリがPKを獲得。MFピオトル・ジエリンスキの蹴ったボールは左ポストの内側を叩き、ネットを揺らした。それでもレアルは徐々にペースを取り戻すと、同33分に底力を見せる。CKのセカンドボールをPA外にいたMFフェデリコ・バルベルデがワントラップから右足一閃。クロスバーを叩いたボールはGKに当たってゴールに吸い込まれ、これが決勝点となった。

 敵地で競り勝ちグループリーグ2連勝を飾ったなか、英スポーツ放送局「TNTスポーツ」メキシコ版の公式X(旧ツイッター)は、試合翌日に1本の動画を公開。カメラが捉えていたのは、CLアンセムを聞くベリンガムとエスコートキッズを務めた少年の姿だった。アンセムが流れるなか、両肩に手を置かれた少年は左手で口を触るなどして落ち着かない様子だ。

 ところがアンセムが終わると、ベリンガムはすっとかがんで姿勢を低くし、バックハグをしながら少年の耳元で何かを囁いた。大スターからの粋な計らいを受け、少年は思わず笑顔に。最後は満面の笑みとともにベリンガムへ手を振ってピッチをあとにした。

 この微笑ましい瞬間が公開されると、3万近い再生数を記録したほか、「すごくいい」といった称賛の声が寄せられている。

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