日本男子は「個人技とチームワークに優れる」 中国メディアが地力に太鼓判「過小評価してはいけない」

U-22日本代表の強さに中国メディアが注目【写真:Getty Images】
U-22日本代表の強さに中国メディアが注目【写真:Getty Images】

日本は香港を破り、韓国との決勝へ

 大岩剛監督が率いるU-22日本代表は10月4日、中国・杭州で行われているアジア競技大会のサッカー男子・準決勝で香港と対戦し、4-0で勝利した。決勝へ駒を進めた日本は、通算2度目の優勝を懸け、韓国と対戦する。中国メディアは「日本を過小評価してはいけない」と評価している。

 準々決勝で北朝鮮を2-1で下し、4強へ駒を進めた日本は、北朝鮮戦からスタメン8人を入れ替え。MF佐藤恵允、FW内野航太郎らをベンチに置き、MF小見洋太、FW鮎川峻らが先発のピッチに立った。

 日本は前半から香港にセットプレーやロングスローでゴールを脅かされるもGK藤田和輝の好守などで難を逃れる。すると同24分、フリーキックの場面でMF日野翔太がゴール前に入れたボールを相手がクリアミス。こぼれ球に反応した鮎川が左足で蹴り込み、先制点を奪った。しかし、前半40分にはペナルティーエリア内からMF谷内田哲平が左足で狙うもGKに防がれ、1-0のまま前半を折り返した。

 後半に入り、香港陣内で試合を進める時間を増やした日本は同10分に待望の追加点を奪う。右サイドのペナルティーエリア付近でパスを受けたDF角昂志郎が右足を一閃。シュートはGKが弾くもこぼれ球を日野が押し込んでリードを2点に広げる。

 これで余裕が出た日本はボール保持率を高め、両サイドや中央から果敢に仕掛けて香港ゴールへ迫る。すると後半30分、小見が相手の隙を突いて高い位置でボールを奪った流れから3点目を沈める。さらに同40分には左サイドから日野が鮮やかな一撃を決めて、4-0で試合を締め括った。

 中国大手メディア「SOHU」は、「日本はアジアサッカー界の強豪として過小評価してはいけない。個人技とチームワークに優れ、攻撃力も守備力も非常に高い」とレポート。韓国との決勝にも熱視線を向けていた。

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