アーセナル冨安、右SB起用で示した「ポジティブな要素」 専門メディア指摘「彼のポジション感覚は貴重」

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:ロイター】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:ロイター】

専門メディアがCLランス戦を分析

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第2節RCランス戦(1-2)で右サイドバック(SB)としてフル出場した。CL初先発となったものの勝利を得られなかったが、専門メディアはこの試合の「ポジティブな点」の1つとして冨安の復帰を挙げている。

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 大事な一戦で先発となった冨安。今季は左SBとセンターバックの起用のみだったが、公式戦では2022年3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(CL)スポルティング戦以来の右SB起用だった。

 試合は前半14分、FWガブリエル・ジェズスのゴールでアーセナルが先制。しかし同25分にMFアドリアン・トマソンに同点弾を許すと、後半24分にはFWエリー・ワヒに決められて1-2の逆転負けを喫した。

 アーセナル専門メディア「Pain In The Arsenal」は「2-1で敗れたアーセナルの3つのポジティブな点とネガティブな点」といくつかのポイントに絞って試合を分析。冨安の復帰を「ポジティブな要素」として挙げている。

「冨安健洋が得意の右SBで先発起用されるのは久しぶりだ。アルテタは、この日本代表DFがこの厳しい復帰戦を乗り切ったことに安堵していることだろう。冨安がポジションを間違えることはほとんどなかった。逆サイドのフルバックが自由に動くとき、彼のポジション感覚は貴重だ」

 そのうえで記事では「冨安はどちらかといえば天性のディフェンダーだ。前への脅威にはなりにくい」と弱点も指摘しつつ「冨安の先発起用は彼のパフォーマンス以上にポジティブなものだった。ユリエン・ティンバーの負傷により、フルバックのポジションは手薄になっている。冨安は、自分がその選手であることを思い出させてくれた」と締めくくっていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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