アーセナルに大打撃か…FWサカ負傷で大一番シティ戦に“暗雲” 「非常に心配なのは言うまでもない」

アーセナルのブカヨ・サカ【写真:ロイター】
アーセナルのブカヨ・サカ【写真:ロイター】

CLランス戦で負傷

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは現地時間10月3日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節でフランス1部ランスと対戦し、1-2で敗れた。今季公式戦初黒星となったが、それ以上に大きな打撃となりそうなのがイングランド代表FWブカヨ・サカの負傷交代だ。

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 週末の10月7日にはプレミアリーグ第8節でマンチェスター・シティとの大一番を控えるアーセナル。このCLでもコンディションに不安のある選手はローテーションされる予想があったが、直近のプレミアリーグ第6節ボーンマス戦(4-0)からの変更はDFベン・ホワイトに代わって冨安、FWエディ・エンケティアに代わってMFレアンドロ・トロサールの2人にとどまった。

 サカはプレミアリーグ第5節トッテナム戦(2-2)で試合中に足を引きずる様子があり、続くボーンマス戦では足を痛めて、後半31分に途中交代していた。しかし、この日もアルテタ監督はサカを先発としてピッチに送り出した。すると、1-1で迎えた前半34分に負傷でMFファビオ・ビエイラと負傷交代を余儀なくされた。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は「アーセナル、ブカヨ・サカへの過度な依存が露呈された」とし、「ここ最近のサカのフィットネスや、プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティをホームに迎えるシーズン最大の試合を週末に控えていることを考えると、ここでサカを先発させたことには疑問が残る」とミケル・アルテタ監督の起用法について指摘した。練習の段階では試合出場に問題はない様子だったというが、疲労が蓄積していたのは間違いないだろう。

 アルテタ監督はサカの状況について「(試合前は)完璧な状態だった。バックヒールのようなアクションが怪我の原因だった。(負傷が)どの程度なのかは経過を見なければ分からい。彼はバックヒールを試みて、足に違和感を覚えた。筋肉系の問題だ。違和感があったので交代させる必要があった」と説明。さらに「それ以上のことはまだ分からない。試合に出続けることができないほどのものだったことは明らかで、非常に心配なのは言うまでもない。(週末に起用できるかどうかは)全く分からない」とシティ戦での起用についても不透明な状況だと語った。

 サカはアルテタ監督率いるアーセナルにとって最も不可欠と言っても過言ではない選手。優勝を目指すうえで絶対に負けられないシティとの大一番を欠場することになれば、これ以上ない大きな打撃となりそうだ。

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