横浜FMマスカット監督、名門レンジャーズ入り浮上 「就任要請の準備」と現地報道

横浜FMのケヴィン・マスカット監督【写真:徳原隆元】
横浜FMのケヴィン・マスカット監督【写真:徳原隆元】

現役時代の古巣からオファー、最有力候補と現地指摘

 J1横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督にスコットランド1部レンジャーズ監督就任の噂が浮上している。現地紙「デイリー・レコード」によれば、マスカット監督は古巣復帰に向けて、横浜FMからの契約延長の打診を保留にしているという。

 マスカット監督は2021年夏にアンジェ・ポステコグルー前監督(現トッテナム)の後任として来日。2022年シーズンにチームを3年ぶりのJ1リーグ優勝に導いた。

 日本で実績を残した50歳に対し、10月1日にマイケル・ビール監督を解任したばかりのレンジャーズが関心を示している。スコットランドの名門レンジャーズはマスカット監督にとって現役時代にプレーしたことがある古巣の1つだ。

 スコットランド紙「デイリー・レコード」は「ケヴィン・マスカットはレンジャーズからの監督就任要請の準備ができている」と報道。それによれば、マスカット監督は横浜FMから残留に向けた新たな契約を提示されているものの、レンジャーズ復帰のために新契約へのサインを踏みとどまっているのだという。そして、レンジャーズから正式なアプローチがあれば、それに応じる構えだという。

 現在、レンジャーズはスティーヴン・デイヴィス氏が暫定監督としてチームを率いている。オランダ1部AZアルクマールの監督とスコットランド1部キルマーノックのデレク・マキネス監督も新監督候補として名前が挙がっているが、その中でもマスカット監督はクラブが希望する最有力候補だという。

 横浜FMにとっては現在首位と勝点4差で2位と優勝争いの真っ只中にいるJ1リーグはもちろん、AFCチャンピオンズリーグでの戦いも始まったばかり。リーグ連覇の期待もあるなかで、マスカット監督はシーズン途中にチームを去ることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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