今季プレミアで“自前選手”の最多起用クラブは… 英紙が「総出場試合数」と「総出場時間」から分析

 育英に定評のあるベンゲル監督率いるアーセナルがトップ

 プレミアリーグには各国のスター選手が集まり、今やそのレベルは世界一とも言われている。その一方で、各クラブは自前選手の育成が課題として浮き彫りとなり、イングランド代表チームのレベル低下も叫ばれている。そうしたなかで、今季アカデミー出身選手を最も多く起用したクラブは、選手育成に定評のあるアーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルであることが分かった。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 アーセナルでは今季、5人のアカデミー出身者が起用された。バルセロナ出身で、アーセナル下部組織を経てプロデビュー、今やレギュラーのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンが筆頭格。フランス人MFフランシス・コクラン、FWアレックス・イウォビ、DFキーラン・ギブス、そして開幕後にボーンマスへ期限付き移籍したMFジャック・ウィルシャーと多彩な顔ぶれが揃う。

 5人の総出場試合数は39試合(先発30試合、途中出場9試合)、総出場時間は2555分。2番目に多いミドルスブラ(DFベン・ギブソンとMFスチュワート・ダウニングの2人)の27試合(先発7試合、途中出場7試合)、2175分を大きく上回っている。

 下部組織出身者の数では、イングランド代表FWハリー・ケインやDFダニー・ローズらを擁するトットナム、MFジェームズ・ウォード=プラウズらがプレーするサウサンプトンも最多タイの5人。日本代表FW岡崎慎司所属の昨季王者レスター・シティはMFアンディ・キングとMFジェフリー・シュラップの2人がアカデミー出身だが、ともに絶対的なレギュラーというわけではなく、出場試合数は2人合わせて14試合、763分間とリーグ10位となっている。

 

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