「手放したことを後悔?」 久保建英らにスペイン紙脚光「レアルでプレーした選手が得点ランク上位」

ソシエダで活躍する久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダで活躍する久保建英【写真:Getty Images】

得点ランキング上位に君臨する“元レアル選手”たちに脚光

 過去スペイン名門レアル・マドリードに所属した選手が、今季ラ・リーガで得点を重ねている。日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)もその1人だ。スペイン紙「マルカ」では、得点ランキング上位に君臨する選手たちを特集している。

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 幼少期にレアルのライバルクラブであるバルセロナ下部組織に所属した久保。クラブの契約違反により2015年3月に日本へ帰国。FC東京、横浜F・マリノスで経験を積んだのち、19年夏にレアルへと完全移籍した。

 数々のローン移籍を繰り返したのち、22年7月にソシエダへ完全移籍する。定位置を確保した久保は高いパフォーマンスを発揮。1年目でリーグ戦9ゴール7アシストをマークすると、2年目の今季は6試合を終えてここまで4ゴール1アシストと飛躍を遂げている。

「マルカ」紙は現時点のラ・リーガ得点数に触れ「(アルバロ・)モラタ、(セルヒオ・)アリバス・カルボ、久保といったかつてレアル・マドリードでプレーした何人かの選手が、リーガの得点ランキングで上位に立っている」と過去レアルに在籍した選手の活躍を報じた。

 記事ではまず、5ゴールで得点ランキングトップタイに君臨するスペイン代表FWアルバロ・モラタを紹介。「去就が注目された激動の夏を経て、モラタは今シーズンを好スタートさせた。ディエゴ・シメオネ監督はモラタに自信を与え、6試合で5ゴールと完璧な手応えを感じている」と好調な一因を推察した。

 モラタと同様のケースとして名前が挙がったのが久保だ。「この日本人選手は、何度かのレンタル移籍を経て、レアル・ソシエダで自分の居場所を見つけた。このウインガーは出場機会を求めてマドリードを去り(クラブは50%の権利を保持しているが)、ソシエダでついに爆発した」と完全移籍後の活躍を称賛。「彼は新しいファンのアイドルであり、今季4ゴールで声援に応えている」とした。

 久保と同ゴール数でランキングに並んでいるアルメリアのMFセルヒオ・アリバス・カルボにも脚光。「レアル・マドリードのユース出身のこの選手はトップチームでは出場機会に恵まれず。アルメリアへの移籍を余儀なくされた。しかし移籍後にゴールへの本能を発揮。6試合で4ゴール(レアル・マドリード戦で1ゴール)、平均すると95分に1ゴールを記録した」と説明している。

 この3人以外にも、同紙は「元レアル・マドリードの選手たちが良い得点記録を残している」と報道。この事実を踏まえ「リーガの得点ランキング上位15人のうち、6人が元レアル・マドリードの選手という不思議なパノラマが広がっている。レアル・マドリードはこの中の誰かを手放したことを後悔するのだろうか?彼らのゴールが恋しくなるのだろうか?時間が解決してくれるだろう」とまとめていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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