リバプールのクロップ監督、遠藤ら6選手に“禁止命令”? クラブ伝統の行為に英注目「制限されている」

リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】
リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:ロイター】

リバプールの本拠地アンフィールドの名物看板に“接触禁止”の規則

 日本代表MF遠藤航は今夏の移籍市場でイングランド1部リバプールに移籍した。チームに不足している守備的MFの加入をユルゲン・クロップ監督も歓迎している。そんななか、遠藤を含めた計6人の選手にクロップ監督は“ある禁止命令”を下していると英メディアが注目している。

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 シーズン開幕前に主力だったMFジョーダン・ヘンダーソンやMFファビーニョらを筆頭に、計5人の中盤選手が退団。一方、MFアレクシス・マック・アリスターやMFドミニク・ソボスライ、MFライアン・フラーフェンベルフ、そして遠藤を獲得し、大刷新が施された。開幕から6試合を消化し、5勝1分でリーグ2位につけており、現時点では世代交代に成功と評価しても良い成績を残している。

 そんななか、英メディア「スポーツ・バイブル」は「クロップはリバプールの6選手に、試合前に『This is Anfield』の看板に触れることを禁じた」と取り上げている。本拠地アンフィールドの入場口に設置されているリバプールのエンブレムが刻まれた看板について「この『This is Anfield』の看板は象徴的な存在で、約50年前にビル・シャンクリー政権の際に設置されて以来、欧州サッカー界で名物とされている」と説明しつつ、「ピッチに向かう際、選手たちは儀式としてこの看板を触るが、現状では6人の選手がその権利を手にしていない」と指摘している。

 記事では、7年前のクロップ監督の発言を引き合いに出し、「クロップはこう語った。『何かを勝ち取るまでは看板に触れないように選手たちに伝えてきた。それは敬意の表明だ。ドルトムントの指揮官を務めていた時、看板に触れたことがあったが、その時は0-4の大敗を喫したよ』。この規則が継続していれば、今夏に契約したマック・アリスター、ソボスライ、遠藤、フラーフェンベルフは接触を制限されている。また、まだクラブでタイトルを手にしていないガクポ、バイチェティッチも同様だ」と説明していた。

 リバプールの選手たちが「This is Anfield」の看板に触ってピッチへと向かう姿は、欧州だけでなく、日本でも有名なシーンではあるが、クロップ監督はどうやらこの伝統的な行事に厳しいハードルを設けているようだ。言わずもがな、これもリバプールでタイトルを勝ち取らせるためのモチベーションを上げるマネジメントの一環であるのは間違いないだろう。

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