チームが抱える問題点を海外メディア指摘、守備的MFへの課題に言及

　イングランド1部リバプールは、2023-24シーズンのリーグ戦開幕5試合で4勝1分と好スタートを切った。今後はUEFAヨーロッパリーグ（EL）での戦いも控えるなか、海外メディア「Tribuna」は、「クロップ監督が現在抱えている4つの頭痛の種」と題し、チームが抱えている問題点を取り上げた。

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　そのなかの1つに取り上げられたのが、「守備的MFの選択」。今夏の移籍市場でドイツ1部シュツットガルトから加入した日本代表MF遠藤航にも関連することだ。今夏、リバプールはエクアドル代表MFモイセス・カイセド、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの補強に失敗。伸びしろがある若手をターゲットとした補強プランを一旦棚上げし、30歳の遠藤を獲得した。

　即戦力としての期待が懸かる遠藤はここまでリーグ戦3試合に出場したなか、スタメンは1試合のみ。出番がなかった直近の第5節ウォルバーハンプトン戦（3-1）では、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが本職外の守備的MFで起用され、そのマック・アリスターは前半のみで交代を告げられた。

　こうした状況から、記事では「遠藤航はリバプールの要求に応えられていない。また、MFライアン・フラーフェンベルフは、正式にテストされていない。アレクシス・マック・アリスターとカーティス・ジョーンズも6番でプレーできるが、両者はほかのポジションでのプレーをより得意としている」と、選手層の薄さが指摘されている。

　続けて「もしかしたらウルブス戦で中盤の深い位置で印象的な活躍を見せたMFドミニク・ソボスライがチャンスを得るかもしれない」と、今夏新加入したハンガリー人MFへの信頼を強調。果たして遠藤は、こうした評価を覆して中心選手として戦えるだろうか。